寺山修司◎映像詩展in Nagoya 2009
○寺山修司 1935年12月10日、弘前市生まれ。詩人、劇作家、演出家、映画監督。'69年「演劇実験室◎天井棧敷」を設立。映画監督としても数々の傑作を残した。'83年5月3日死去。
A ●書を捨てよ町へ出よう 寺山初の劇場用長編。回想や幻想を奔放に織り込んだ代表作138分。
B ●田園に死す 溌剌とした前作とは一転、静のトーンで統一された偽・自伝的傑作。102分。
C ●さらば箱舟 南の島を舞台に、タブーを犯した夫婦の顛末を描いた集大成的な遺作。127分。
D ●上海異人娼館 A・ドーマン製作のもと、'20年代上海を舞台にした倒錯的な一編。88分。
E 実験映画集1 ★蝶服記 寺山のモチーフのひとつ“さえぎられた映画”の実践。12分。 ★迷宮譚 世界の出入口としての“ドア=スクリーン論”を展開する。15分。★一寸法師を記述する試み 一寸法師の報われぬ愛が映像を切りさく。悪夢的19分。★消しゴム 戦争で息子を失った母が、記憶を慈しむように、画面を消していく。哀切な20分。 ★マルドロールの歌 ロートレアモンの詩の映像化。27分。
F 実験映画集2 ★檻囚 現存する最初の映像作品。寺山好みの風景・人物を採集したイメージ図鑑。撮影=立木義浩。12分。★ジャンケン戦争 エスカレートする罰ゲーム。戦慄の喜劇。15分。★疱瘡譚 疫病のように伝染していくイメージ。31分。★書見機 書物への愛惜を綴る、静けさに満ちた22分。★二頭女─影の映画 人から離れられない影を解放する試み。15分。
G ●草迷宮 泉鏡花の原作の映画化。寺山映像美の最高峰。40分。●青少年のための映画入門 “3分間”という条件で制作をひき受け、3面マルチ=9分の作品に仕上げた、人を喰った一作。●空には本 文字とイメージの映像をバックに、三上博史が寺山の詩などを朗読する、寺山(森崎)偏陸の作品。初上映。34分。
H ●レミング─壁抜け男 天井棧敷の最終公演の記録。寺山が命を懸けて作・演出したラストメッセージ。最後のインタビュー付。初上映。140分。
I ●ビデオ・レター 三十年来の友人、谷川俊太郎と、死の直前まで交わした、映像による往復書簡。74分。 ●あゝ、荒野 森山大道による211枚の写真と寺山の短歌で構成された作品。初上映。16分。




2009
6/13 B A E B
12:30 14:30 17:00 18:55
6/14 D H F D
12:30 14:20 16:50 19:00
6/15&16 C E I A
12:30 14:45 16:40 18:20
6/17&18 G B H G
12:30 14:00 16:00 18:40
6/19 A G F C
12:30 15:00 16:25 18:30

当日券
1作品券のみ
一 般 1500円
大学生 1400円
シニア 1000円
中高予 1200円
会 員 1200円
  前売券
3作品券のみ
一般・学生 3600円
会員 3300円

※前売券の販売は公開前日まで。
オフィシャル・サイト