○谷崎潤一郎による官能文学の傑作「刺青」。増村保造&若尾文子による映画も名高いが、今回、まったく新しいアレンジで映画化した2作が連続公開される。かつてない谷崎エロスの競艶、ぜひお見逃しなく。 ●刺青 背負う女 『渋谷怪談』('03年)『ベロニカは死ぬことにした』('06年)の堀江慶監督が挑む「刺青」の主人公は、編集者の佐倉(井上美琴)。家族や恋人との関係で悩んでいた彼女が、日本画展の取材をきっかけに、女性彫師(伊藤裕子)や、本当に愛する男と出会い、変貌していく姿を描く。76分。 ●刺青 匂ひ月のごとく NHK出身で「NHKスペシャル」「トップランナー」などドキュメンタリーを中心に活躍し、注目を集めていた逸材・三島有紀子監督が描く「刺青」は、亡き父母の後を継いでダンススタジオを営む姉妹の物語。華やかで外向的な姉・陽花(さとう珠緒)と内気な妹・葉月(井村空美)。妹は仲間から競技ダンスを勧められても、固辞するばかりだ。しかし陽花だけは、葉月の中に眠っているダンスの才能と女性としての魅力に気づき、恐れていた……。共演に鈴木一真。89分。 |
2009 7/4(土) 〜7/10(金)
7/11(土) 〜7/17(金)
前売券(2作品のみ) 一般・大学生 2400円 会 員 2000円 当日券(1作品のみ) 一 般 1500円 大学生 1100円 シニア 1000円 中高予 1200円 会 員 1200円 |