『屋根裏のポムネンカ』公開記念
イジー・バルタ短篇集〈全2プロ★入替制〉

『屋根裏のポムネンカ』公開記念 イジー・バルタ短篇集 イジー・トルンカ、カレル・ゼマンそしてヤン・シュヴァンクマイエルなど、チェコ・アニメーション映画史に燦然と輝く作家たち。その最後のマイスターがイジー・バルタ(Jii Barta)だ。1948年生まれ、TVグラフィックと絵を学び、80 年代にはトルンカ・スタジオで、様々なファンタジーを創り出す。最新傑作、人形アニメーション「屋根裏のポムネンカ」の公開と共に、ほぼ全てが国内外の映画祭で多数の受賞歴を持つ傑作揃いの短篇フィルモグラフィを、2プログラムで一挙公開。1989年には当館に来館し、映写室内ドアにグラフィティを残す。ご希望の方には、お見せいたします!
Aプロ4作品80分 回転するレコード盤など、円形の連なりで描かれるディスクジョッキー(Diskzokej)。実写による自然の変化と、薪のコマ撮りを合わせた緑の森のバラード(Balada o zelenem drevu)。金属的な陰影を持つ木彫りの人形からイメージを羽ばたかせた代表的な傑作笛吹き男(krysar)。20年前から温めている長篇作品ゴーレム〈パイロット版〉(Golem)。土塊が、シェーム(秘密の言葉)で、ゴーレムとして動き出すというユダヤ伝説を新解釈した未完成作。
Bプロ6作品79分 レリーフ(半立体)を使ったデビュー作、謎かけと飴玉(Hadanky za bonbon)。集合団地とそれぞれの家庭を、実写のコマ撮りでテンポよく配置する、プロジェクト(Projekt)。スラップスティック喜劇から、『ゴジラ』や『未知との遭遇』まで、手袋たちが演じる映画史のパロディ手袋の失われた世界(Zanikly svet rukavic)は11賞を受賞。屋敷に忍び込んだ泥棒が不思議な人々と出会う最後の盗み(Posledni lup)。約五万枚のフィルム彩色によって幻想的な映像世界が現われる。古いスタイルのマネキン人形が置き捨てられた物置に、ある日、ニューモデルのマネキン達が運び込まれる。人形アニメーションの形式を進化させた、見捨てられたクラブ(Klub odlozenych)。シュヴァンクマイエル、バルタ、パヴェル・コウツキーが、得意の技法を使って、自分の顔を描く自画像のオムニバス。セルフポートレート(Autoportret)

2009
9/26(土)
〜28(月)

Bプロ 17:40
Aプロ 20:30


9/29(火)
〜10/2(金)

Bプロ 20:30

 
当日券のみ
一 般 1200円
大学生 1200円
シニア 1000円
中高予 1200円
会 員 1200円

『屋根裏のポムネンカ』の半券提示で1000円に割引きます。