フレデリック・ワイズマン映画祭〈全11作品☆入替制〉
フレデリック・ワイズマン映画祭 フレデリック・ワイズマン 1930年生。イェール大学院卒業後、人種問題を描いた『クール・ワールド』で映画製作に関わる。'67年の初監督作『チチカット・フォーリーズ』以後も様々な社会組織の構造を観察手法で捉えたドキュメンタリーを制作し続けている。観る者を、過激な社会の真実へとのめり込ませるリアルな音と映像の力は報道や映画、TVの娯楽作にさえ多大な影響を与えた。本年『パリ・オペラ座のすべて』が一般公開された。
●A チチカット・フォーリーズ(Titicut Follies)マサチューセッツ州立矯正施設の精神疾患の犯罪者と看守、ソーシャルワーカー、心理学者達の日常を克明に描きとる。合衆国裁判所で一般上映が禁止された唯一の作品。84分。
●B エッセネ派(Essene)ベネディクト会エッセネ派の僧院で修道士の信仰、労働、愛と祈りの日々にカメラを向け、宗教組織を描く。89分。
●C 州議会(State Legislature)壮麗な建築様式のアイダホ州議会では、校内暴力、狂牛病、受動喫煙などの社会問題委員会が催される。建物を訪れた老若の人々の多彩さも見所。初公開作。217分。
●D 高校(High School)フィラデルフィア郊外の模範的な高校生活。全世界的に学生運動が起こった'68年に発表された示唆に富む作品。75分。
●E BALLET アメリカン・バレエ・シアターの世界(Ballet) '92年のアメリカン・バレエ・シアターの活動記録。運営やリハなどの裏舞台から荘厳な国際公演まで、魅了の170分。
●F 病院(Hospital)NYハーレムのメトロポリタン病院のERと外来患者診療の現場から、都市が抱える諸問題を射る。84分。
●G 法と秩序(Low and Order)犯罪率の高いカンザス・シティの管轄区で、売春や窃盗から迷子、夫婦喧嘩の仲裁まで市民のあらゆる側面に関わる警察活動を追う。81分。
●H DV-ドメスティック・バイオレンス(Domestic Violence)フロリダの被害者施設で家庭内暴力の被害者を丁寧に取材した傑作195分。
●Iモデル(Model)NYのファッション・ビジネス界を裏側から描く。129分。
●J 福祉(Welfare)住宅や老人問題、児童虐待などNYの福祉センターを通して行政の本質を突く。167分。
●K DV2(DV2)本作では視点を被害者から加害者に移し展開。法廷審理からもDV問題をとらえた。160分。




2009
11/14 A B C
12:40 14:20 16:10
11/15 D E F G
12:40 14:10 17:15 18:50
11/16 F C D
12:40 14:20 18:35
11/17・18 H I A
12:40 16:10 18:35
11/19・20 J K B
12:40 15:45 18:40

当日券
1作品券のみ
一 般 1500円
大学生 1400円
シニア 1000円
中高予 1200円
会 員 1300円
  前売券
3作品券のみ
一般・学生 3600円
会員 3300円

※前売券の販売は公開前日まで当館窓口にて限定発売。