ボヴァリー夫人
●ボヴァリー夫人 Spasi I Sokhrani 片田舎の生活に倦み、ここではない世界への憧れのままに贅沢と不貞を重ね破滅するエマ。近代社会に懊悩する個人を写実的に描いたギュスターヴ・フローベールの世界文学最高峰を、ロシアの巨匠アレクサンドル・ソクーロフ(『エルミタージュ幻想』『太陽』)が映像化。製作当時は政情不安下で公開もままならず、海外映画祭のみで評価されてきたが、本年、監督編集版で蘇る。中央アジアにフランスの村を構築。衣装ディオール。仏語と露語の混在する大胆で卓抜したエマの精神性の演出には、当時の監督自身の心情が痛切に投影されている。
 町医者ボヴァリーの夫人エマは、輸入品やドレスを高利の後払いで購入し、夫の客のセレブリティな男に誘惑されて捨てられると、家事を放棄して寝込む。やがてかつて近所に下宿していた学生との恋にのめり込み、頻繁に家を空け始める……。128分。

2009
11/21(土)
〜11/27(金)

14:35
19:40


11/28(土)
〜12/4(金)

12:30

 
前売券
一 般 1400円
大学生 1400円
会 員 1200円
当日券
一 般 1700円
大学生 1500円
シニア 1000円
中高予 1200円
会 員 1300円

※前売券販売は公開前日までです。
当館窓口にて前売り券をお求めの方に特製ファイルをプレゼント(数量限定)。
オフィシャルサイト

監督 アレクサンドル・ソクーロフ
脚本 ユーリィ・アラボフ
原作 ギュスターヴ・フローベール
衣装 クリスチャン・ディオール
音楽 ユーリイ・ハーニン
出演 セシル・ゼルヴダキ、R.ヴァーブ、アレクサンドル・チェレドニク、B.ロガヴォイ

1989年=2009年/128分(1989年版は167分)