●鏡の中のマヤ・デレン In the Mirror of Maya Deren 『アンダルシアの犬』と並ぶシュルレアリスム映画の金字塔『午後の網目』(カンヌ映画祭グランプリ)を製作し、その不滅の傑作に、自らの神秘的な像を刻むマヤ・デレン(1917〜1961)。ロシアのユダヤ系精神科医の娘として渡米した移民の少女は、舞踏家キャサリン・ダンハムに師事。ダンスと人類学を学び、それらを表出する映像フィルムに魅せられていく。本作は、デュシャン、アナイス・ニン、ウォーホルらにもインスピレーションを与えたエネルギーを、鏡、身体、ジェンダー、ハイチのブードゥー教などの社会的なモティーフに照らして分析すると共に、ジョナス・メカス、スタン・ブラッケージ、パートナーたちや猫といった、マヤをとりまく生き生きとした世界をも、マヤの時代のマテリアルである16oフィルムに写しだしていく。貴重な映像で綴られる美しいドキュメンタリー(ウィーン国際映画祭グランプリ受賞)。音楽:ジョン・ゾーン。104分。 ●マヤ・デレン全映画作品 『午後の網目』から未完作『魔女のゆりかご』(出演:マルセル・デュシャン)まで、珠玉の短篇7作品を上映。計87分。 |
2010 3/6(土) 〜12(金)
当日券のみ (1プログラム) 一 般 1500円 大学生 1400円 シニア 1000円 中高予 1200円 会 員 1200円 |