○シルヴァーノ・アゴスティ Silvano Agosti(1938年〜) イタリア生まれ。モスクワ国立映画学校で学び、帰国後M・ベロッキオの『ポケットの中の握り拳』('65年)などにスタッフとして参加。'67年、『快楽の園』で監督デビュー。以後、商業映画とは一線を画すオリジナリティ溢れる作品を発表し続け、ヨーロッパでは絶大な支持を得る。作家としても知られ「誰もが幸せになる1日3時間しか働かない国」は、日本でも話題になった。 A ●快楽の園 Il Giardino delle Delizie ハネムーン先のホテルで早くも心がすれ違う男女を描いたデビュー作。主演モーリス・ロネ、音楽エンニオ・モリコーネ。74分。●シルヴァーノ・アゴスティ 見えないものを見る人 Il senso del Mistero アゴスティの作品と人物像を追ったドキュメンタリー。30分。 B ●カーネーションの卵 Uova di Garofano 第二次大戦末期のイタリア北部、混乱した時代の一コマを、子供達の視線から描いた作品。103分。 C ●人間大砲 L'uomo Proiettlie サーカス団の男女の恋を描いた、G・メリエスに捧げられた一編。86分 D ●クワルティエーレ 愛の渦 Quartiere 四季を舞台に、4つの愛を紡ぐファンタジックな一編。E・モリコーネの代表作と言われるスコアは必聴。81分。 E ●天の高みへ Nel Pi Alto dei cieli 北イタリアからヴァチカンの法王を表敬訪問に訪れた一団がエレベーターに閉じこめられて……。人間の本質を問う問題作。83分。 |
2010
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