●宮城野 江戸時代の代表的な浮世絵師、東洲斎写楽。その独特な役者絵の数々は現代も人々を魅了してやまない。しかし、その人となりははっきりせず、今もって謎の存在だ。戦後の劇作家として三島由紀夫と並び称される矢代静一の「宮城野」は、そんな写楽の弟子・矢太郎と、彼を恋する女郎・宮城野の悲恋と、写楽の死をめぐるミステリーを描いた。繰り返し舞台で上演され続けるこの戯曲を、俊英山﨑達璽監督が、斬新な映像美で描く。若くして日本の古典芸能への造詣が深い山﨑達璽は、名古屋出身。大学在学中に製作した『夢二人形』がカンヌ国際映画祭シネフォンダシオン部門でオープニング上映。本作は、昨年のフィレンツェ日本映画祭で絶賛され、当館での凱旋上映は、国内劇場初公開となる。矢太郎役の片岡愛之助は、『築城せよ！』や、５月御園座での花形歌舞伎でも大役を務める、上方歌舞伎のホープ。タイトルロールの宮城野役では、毬谷友子が圧倒的存在感を放つ。ほか、國村隼、樹木希林、佐津川愛美と実力派の俳優陣が競演。声の出演には、寺田農、坂東薪車。本物の江戸文化が香りたつ。113分。
6/5(土) 10:30の回 山崎監督の舞台挨拶あり！！
2010
5/29(土)
～6/4(金)
| 10:30 |
6/5(土)
～11(金)
| 10:30 |
| 15:00 |
前売券
一 般 1400円
大学生 1400円
会 員 1200円
当日券
一 般 1700円
大学生 1500円
シニア 1000円
中高予 1200円
会 員 1300円
※前売券販売は公開前日までです。