キュートなのにグロテスク。ヤン・シュヴァンクマイエル(チェコ)とルネ・ラルー(フランス)の傑作で不思議な世界を覗きます。 ●アリス Alice 散らかった子ども部屋。少女アリスが人形で遊んでいると、突然、ガラスケースの中の白ウサギが動きだし、あわてて駆け出していく……。チェコが生んだ人形アニメーションの巨匠、シュヴァンクマイエルがルイス・キャロルの「不思議の国のアリス」をモティーフに、アリス以外のキャラクターはすべて人形とオブジェのコマ撮りで、奇想をつくす必見作。84分。 ●ファンタスティック・プラネット La Planete Sauvage 高度な文明を持ち、精神を肉体から遊離させて瞑想にふける巨人族と、彼らの奴隷である人間との闘いを、怪奇と幻想たっぷりに描く。フランスの代表的SF作家ステファン・ウルの原作を、名匠ルネ・ラルー(『時の支配者』『ガンダーラ』)が映像化。アニメーションとしては初の、カンヌ映画祭審査員特別賞を受賞した。風刺と美の結晶であるローラン・トポールの作画も見事。73分。 |
2010 6/19(土)〜21(月) 24(木)・25(金)
6/22(火)・23(水)
当日券のみ 一 般 1300円 大学生 1300円 シニア 1000円 中高予 1200円 会 員 1200円 |