●おみすてになるのですか 〜傷痕の民 第二次大戦時の米軍の日本への空襲は、150ヶ所以上の街や村を焼き、51万人の民間人の命を奪った。重い障害を負った人の数も47万人を越えるという。そうした民間の被害者は「国との雇用契約がない」という理由で、何の保障・救済を受けることもなく、今に到っている。 名古屋市千種区在住の杉山千佐子さん(現在94歳)は、そんな国の無策に対し、補償を訴え、30年以上に渡り活動を続けてきた。自らも空襲で重傷を負った杉山さんの現在を、『人間の碑』(今回上映あり 110分)で彼女の半生を追った林雅行監督が再び描く。本作では、他にも多くの戦災傷害者が登場し、自身の体験を語る。中には、実を結ばない活動に対しいらだちをぶつける人もいる。彼らの言葉と表情が、各人の歩んできた人生=戦後をリアルにあぶり出し、見る者の胸をうつ。108分。 特別上映『人間の碑』 7/24(土)〜30(金) 16:40 入場料 1200円均一 ※『おみすて〜』と連続鑑賞の方は1000円に割り引きます。 |
2010 7/24(土) 〜30(金)
7/31(土) 〜8/13(金)
前売券 一 般 1400円 大学生 1400円 会 員 1200円 当日券 一 般 1700円 大学生 1500円 シニア 1000円 中高予 1200円 会 員 1300円 |
監督・脚本 林雅行
取材 林雅行、伊藤文美、高良沙葵
編集 堀善介、高良沙葵
EED 古俣裕之、岩谷洋平
MA 河野弘貴、本橋純一
音響効果 林恵吾
語り 新井晴み
キャスト 杉山千佐子 他
2010年 108分