●平成ジレンマ 体罰は教育か、暴力か? 1980年代前半、教育界のみならず日本社会をも揺るがした、戸塚ヨットスクール事件。その中心人物として6年の懲役に服した戸塚宏は、現在刑期を終え、スクールの校長として復帰、各地での講演会とスクールの運営に励んでいる。全盛期100人を越えた訓練生は、現在約10人。マスコミの注目も、世間の関心も薄れ、一見静かな日々が続いている。この映画は、そんな戸塚ヨットスクールの今を長期に渡って取材したドキュメンタリー。カメラはそこに、混迷を深める現代日本の縮図を映し出す。 三河湾を臨む愛知県美浜町。ヨットスクールの一日は、早朝6時のジョギングとともに始まる。かつて非行や不登校の10代が大半だった訓練生も、今は引きこもりやニートの20代が多い。彼らの中には、スクールの紹介でせっかく就職が決まっても、すぐに姿を消してしまう者もいる。今日も、自傷行為を繰り返していた17歳の少女が入校してきた。仲間と打ち解け始めたかに見えた彼女だったが…。 忘れられつつある事件を鍵に、今の日本を照射する作品を生み出したのは、齊藤潤一監督。東海テレビで数々のドキュメンタリーを手がけ、とりわけ司法をテーマにした作品で名高い。98分。 今回、代表作『光と影〜光市母子殺害事件 弁護団の300日〜』(45分)も特別上映(一回限り)。こちらも是非ご覧下さい。 公開記念イベント 『光と影〜光市母子殺害事件 弁護団の300日〜』 1/29(土) 16:30〜 トークショーゲスト 齊藤潤一(監督) 阿武野勝彦(プロデューサー) 入場料 1000円均一 |
2011 1/29(土)
1/30(土) 〜2/4(金)
2/5(土) 〜2/18(金)
前売券 一 般 1400円 大学生 1400円 会 員 1200円 当日券 一 般 1700円 大学生 1500円 シニア 1000円 中高予 1200円 会 員 1300円 |
監督 齊籐潤一
ナレーション 中村獅童
プロデューサー 阿武野勝彦
音楽 村井秀清
音楽プロデューサー 岡田こずえ
撮影 村田敦崇
音声 戸田達也
車両 鷲見禎典
TK 河合舞
題字 山本史凰
効果 久保田吉根
ミキシング 澤田弘基
編集 山本哲二
出演 戸塚宏 他
2010年 98分