●はんなり 京都の歴史と文化を象徴する花街。これまでにも多くの映画制作者がその神秘的な場所をカメラにおさめようと試みたものの、その都度やんわりと扉を閉められた伝統と格式の街だ。 しかしハリウッド在住の日本人監督・曽原三友紀が、史上初めて全六花街からの協力を得ることに成功し、花街の本当の姿と美しい京都の四季が一編のドキュメンタリー映画にまとめられた。 花街を訪れる人々を、踊りなどの芸事でもてなす芸妓、舞妓。映画は彼女たちの日常を追い、厳しい練習風景やリハーサルの現場を交えつつ、華麗で艶やかな芸と身のこなしが、どのように生まれるかを捉えていく。ベテランから若手まで、花街を代表する芸妓たちが率直にインタビューに答える様子も興味深い。また彼女たちを支える様々な職人たちの、こだわりに満ちた仕事ぶりも必見だ。京都・花街の真髄にふれる、陶酔の94分。 |
2011 2/26(土) 〜3/4(金)
当日券のみ 一 般 1500円 大学生 1400円 シニア 1000円 中高予 1200円 会 員 1200円 |
監督 曽原三友紀
ナレーター マクスウェル・コールフィールド
2008年 94分