『ゴダール・ソシアリスム』
『映画史特別編 選ばれた瞬間』

●ゴダール・ソシアリスム Film Socialisme 1959年の『勝手にしやがれ』以来、たえず映画の最前線で活躍し、数々の傑作、話題作を発し続けてきたジャン=リュック・ゴダール監督。6年ぶりの新作長編となる本作でも、その過激な映画作りはいささかも衰えていない。それどころか劇映画としては初の全編ビデオ撮影(HDカム)に挑み、思う存分デジタル映像の可能性を探究。若々しい冒険心と、ヨーロッパの現在を問う深い思索が両立した、圧倒的な作品に仕上げている。
 全体は三部構成。地中海を周遊する豪華客船を舞台に、第二次大戦、資本主義と社会主義、イスラエルとパレスチナなど、20世紀の様々なエポックを重層的に折り合わせた第一部。一転してフランスの片田舎に場を移し、「家族」という小さな単位から世界を照らし出した第二部。そして再び人類の歴史に眼を向ける第三部。汲めども尽きぬ、至高の102分。(上映フォーマットは35oフィルム。ビデオ→フィルム変換はゴダール自身による。)
●映画史特別編 選ばれた瞬間 Moments Choisis des Histoire(s)du Cinema 5時間を超える大作『映画史(全8章)』を、ゴダール自ら再編集。映像もサウンドも新たにして送り出した、独創的な映画の歴史。80分。

2011
4/30(土)
〜5/6(金)

ソシアリスム
12:30
14:30
16:30
18:30

5/7(土)
〜5/13(金)

ソシアリスム
12:30
16:30
18:30

映画史特別編
14:30



前売券
※前売券販売は4/29(金)までです。
一 般 1400円
大学生 1400円
会 員 1200円
当日券
一 般 1700円
大学生 1500円
シニア 1000円
中高予 1200円
会 員 1300円

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