「狂ったバカンス」 La Voglia Matta


●狂ったバカンス  La Voglia Matta
 『太陽の下の18才』でカトリーヌ・スパークのとりこになった皆様、お待たせしました。スパーク・ア・ゴー!ゴー!セカンド・ラインは、前作とは趣を変え、ロリータハvsハおじ様バージョン。からかわれても、いじめられても、一言彼女の「ご・め・ん・な・さ・い・・」で、「それでもイイの。もっと僕を騙して」尻尾が揺れちゃう。晩夏のビーチにこだまする、エンニオ・モリコーネのツイストも健在!
 39才、バツイチのエンジニア、アントニオ(ウーゴ・トニャッツイ)は女性にかけては自信満々のブルジョアな独身生活を送っている。夏の終わり、新車のスパイダーを操り寄宿舎の一人息子を訪ねる途中、海岸添いのハイウェイで若者たちを満載したガス欠車に足を止められる。チームの一人にフランチェスカ(C・スパーク)がいた。16才。子供っぽい気紛れと、男性を意識した媚態が奇妙に同居し、目が離せない。息子との再会を気にしながらも、彼女への執着を徐々につのらせてゆく……。

監督  ルチアノ・サルニエ
音楽  エンニオ・モリコーネ
出演  カトリーヌ・スパーク  ウーゴ・トニャッツィ
1962年  110分