ベイビークリシュナ


● ベイビークリシュナ
 遺跡を研究する考古学者の卵、佐々木(加藤賢崇)は人付き合いが下手で、停滞した生活を送っていた。退屈な同窓会の帰り道の雨の夜、彼の前にとんだ男が飛び出してきた。チベットからやって来たノー天気青年、クリシュナだ。あまりにも無邪気な笑いを振りまく彼を自分のアパートに住まわせるようになった佐々木だが、クリシュナの常識外れな世界的スーパープレイボーイぶりに圧倒される。あきれ返ってしまう佐々木をよそに、嵐のようにクリシュナは走り抜けて去っていってしまう。あまりにも価値観が違うクリシュナの振る舞いはいつの間にか、かたくなな佐々木の心に潤いをもたらしてもいたのだった。監督の高岡茂は、大阪在住の自主映画作家。小川紳介の『1000年刻みの日時計』の上映館千年シアターの制作や、大阪南港に巨大な劇場を建築することで話題の劇団維新派のプロデュースなどでも知られている。麿赤兒や利重剛、プロジェクト・ナビの伊沢勉なども出演。

監督・脚本 高岡茂
出演 加藤賢宗、サンジェイ、藤田はな子、伊藤孟、新井玲子、伊沢勉、利重剛、原哲男、麿赤兒
音楽 ACHYUT RAM BHANDARI、PETRER LAI
撮影 浅井竜雄、朝倉義人
照明 岸田和也
録音 山口勉
原案 飛来はゆく
脚本 大田和司
98年 87分