●無常素描 東日本大地震の被災地を、『ただいま それぞれの居場所』などで知られる大宮浩一監督(岩手県生まれ)が訪れ、ありのままの風景と人々をカメラにおさめたドキュメンタリー。 震災発生から一ヶ月半後。大宮監督は、阪神大震災時にも多くの被災者と向き合った長尾和宏医師とともに、東北へ向かった。瓦礫の山と広漠たる風景が車窓を流れる。人の声は消え、鳥や虫の鳴き声が、やけに大きい。しかし人間の営みが潰えたわけではない。 映画は、そこに生きる人々の声を丁寧に拾い上げ、今日から明日へとつながる、ささやかな希望の芽を映し出していく。 マスメディアの報道では見落とされがちな、ささやかな風景と、つぶやきにも似た声。そこにこそ一番大事なものがあり、それを見つめるのが映画の役割だと気づかされる、屈指の傑作だ。他の出演=玄侑宗久。撮影=山内大堂。75分。 |
2011 7/30(土) 〜8/5(金)
8/6(土) 〜8/12(金)
8/13(土) 〜8/19(金)
前売券 ※前売券販売は7/29(金)までです。 一 般 1300円 大学生 1300円 会 員 1200円 当日券 一 般 1700円 大学生 1500円 シニア 1000円 中高予 1200円 会 員 1300円 |
監督・企画 大宮浩一
企画 長尾和宏
撮影 山内大堂
編集 遠山慎二
整音 石垣哲
構成 辻井潔
車両 港谷泰之
宣伝美術 成瀬慧
2011年 75分