いのちの子ども
●いのちの子ども Precious Life 「どのみち僕らはもう死んでいる」冒頭でガザ地区の少年が呟く。封鎖された、急進派ハマースの拠点パレスチナ自治区ガザ。ロケット砲と自爆テロの抵抗運動に対し、大規模空爆でガザを急襲するイスラエル。原題が「尊い命」を意味するこのドキュメンタリーは、二つの民族間で日々消滅する膨大な数の生命に比べれば些細にも見える、生後4ヶ月の乳児ムハンマドの命の重さによってこの宗教紛争に問いかける。
 イスラエルのテル・アビブ近郊にあるテル・ハ・ショメール医療センターはパレスチナの重病患者も受け入れている。小児科医ラズ・ソメフ医師は免疫不全症候群でガザから運び込まれたムハンマドを救うため、イスラエルの著名なジャーナリストである監督シュロミー・エルダールに助けを求めた。高価な医療費、骨髄ドナー探し、両国間のプロパガンダで揺れる若い両親。山積みの問題を眼前に、国境のない医療の実現に奔走する人々の諦めることのない行動からひとすじの希望の光がのぞく感動作だ。90分。

2011
9/3(土)
〜9/9(金)

10:30
14:00
18:30

9/10(土)
〜9/16(金)

12:40

9/17(土)
〜9/23(金)

12:00



前売券
※前売券販売は9/2(金)までです。
一 般 1400円
大学生 1400円
会 員 1200円
当日券
一 般 1700円
大学生 1500円
シニア 1000円
中高予 1200円
会 員 1300円

当館窓口にて前売券をお求めの方、ポストカードをプレゼント中です。(数量限定)
オフィシャルサイト

監督・撮影・ナレーション シュロミー・エルダール
プロデューサー イハド・ブレイバーグ、ヨアヴ・ゼェヴィー
編集 ドロール・レシェフ
サウンドデザイン ロネン・ナゲル
音楽 イェフダー・ポリケール
音声編集 ロテム・ドロール、エヤール・クーリッシュ
美術協力 ノイト・ゲヴァ
編集協力 アリク・ラハヴ・レイボヴィッチ
グラフィックデザイン ラハヴ・ハレヴィー
追加撮影 ラフィー・バリティー、タリー・ゴダール
出演 ラーイダ・アブー=ムスタファー、ファウジー・アブー=ムスタファー、ラズ・ソメフ、アモス・トーレン、ナイーム・アブー=ムスタファー、サウサン・アブー=ムスタファー、イッズ、ディーン・アブル=アイシュ、アレックス・ワインガルド 他

2010年 90分