●あしたが消える─どうして原発?─ 製作1989年。映画の題名のみならず、22年前に予測されていた危機は、今、私たちが直面している現実を的確にとらえている。感情的な表現を抑え、冷静に指摘され、そして秘蔵されてきた映像が胸に突き刺さる。 原発技術者である壮健な父を骨癌であっけなく失った女性の疑念を軸に、1979年スリーマイル(米)、1986年チェルノブイリ(ロシア/ソ連)と、相次ぐ大国の原子力発電所事故を体験しながら、国土に13機(当時)、なおも開発の進む日本各地の原発が抱える問題点を検証していく。主眼は首都の電力源、東電・福島原発。設計者自身が歪な建設構造に伴う老朽化事故を予測し、劣悪な環境での被曝労働を、聞き取り調査した医師が告発する。55分。 |
2011 10/1(土) 〜10/7(金)
当日券 一 般 1200円 大学生 1000円 シニア 1000円 中高予 1000円 会 員 1000円 |
製作 平形則安、溝上潔、里中哲夫
構成・演出 千葉茂樹、中嶋裕、田淵英夫、金高謙二
撮影 藤田久美、斉藤正広
編集 渡辺行夫
音楽 山崎宏
ナレーター 津嘉山正種
出演 田中三彦 他
1989年 55分