●相馬看花─第一部 奪われた土地の記憶─ 『花と兵隊』『311』(共同監督)などで知られるドキュメンタリー映画監督・松林要樹の最新作。震災後の混乱した状況をそのまま映し出した『311』に続く本作は、一転して被災地に腰を落ち着け、丁寧に人間と風土を追った傑作だ。 津波と放射能汚染による強制退去で風景が一変した南相馬市原野区。救援物資を携え、この地域に入った松林監督は、市議会議員・田中京子と出会い、彼女に同行する形で取材と撮影を重ねていく。自身20キロ圏内に自宅がある田中夫妻の避難所生活、今だ20キロ圏内で住み続ける老夫婦の暮らしぶり、原発の建設時に市議を務めていた男性らの回想……彼らの一挙手一投足から、穏やかな過去の時間と寄る辺なき現在の時間が、同時に立ちのぼる。一時帰宅を終えた人々を取り囲み、美談を探すマスメディアの様子なども捉えつつ、映画は、そこに生きる人々の心の中、記憶の中へ、さらに深く分け入っていく。忘れ難い109分。 |
2012 7/21(土) 〜7/27(金)
7/28(土) 〜8/3(金)
前売券 ※前売券販売は7/20(金)までです。 一 般 1400円 大学生 1400円 会 員 1200円 当日券 一 般 1700円 大学生 1500円 シニア 1000円 中高予 1200円 会 員 1300円 |
監督 松林要樹
出演 田中京子、末永武、末永ムライ 他
2011年 109分