●オロ 6歳のときに父親とともにヒマラヤを越えて、インドへと亡命したチベットの少年オロ。母親は今もチベットに住む。別れるときの言葉は「しっかり勉強するんだよ」。いま、オロはインド北部の街ダラムサラに住む。チベット亡命政府が運営する寄宿学校チベットこども村だ。『オロ』は三年の時間をかけて、オロと彼の住む学校、そして、幾度かの旅を描いたドキュメンタリー作品だ。岩波映画で土本典明監督や黒木和雄監督の演出助手を経て、『ねじ式映画 ─わたしは女優?─』『叛軍No.4』などのアヴァンギャルドな作品を世に問うた岩佐久弥監督は、かつてチベットで撮った自作『モゥモチェンガ』の記憶も含めつつ、辛い過去を持ちながら彼を受け入れてくれるあたたかい人々やオロ自身のトラウマにもなっているインドへの旅を、厳しくも美しい風景に溶け込ませる。大友良英の音楽も優しく響く108分。
トークショー緊急決定!! 公開開始2日めの7月29日の10時半の回に、SFT JAPAN(students for a free tibet)代表ツェリン・ドルジェさんにお話しをしていただくことになりました。ご期待ください。 |
2012 7/28(土) 〜8/3(金)
8/4(土) 〜8/10(金)
8/11(土) 〜8/17(金)
前売券 ※前売券販売は7/27(金)までです。 一 般 1400円 大学生 1400円 会 員 1200円 当日券 一 般 1700円 大学生 1500円 シニア 1000円 中高予 1200円 会 員 1300円 |
監督 岩佐寿弥
プロデューサー・編集 代島治彦
音楽 大友良英
絵・題字 下田昌克
撮影 津村和比古
整音 滝澤修
通訳・コーディネーター ツェワン・ギャルツェン
ボランチ 南椌椌
出演 オロ、ラモ・ツォ、ダドゥン、ラモ・ドルマ、ワンチェン 他
2011年 108分