●モンサントの不自然な食べもの Le monde selon Monsanto 『未来の食卓』に続く食の大国フランス発ドキュメンタリー。米国を本拠にする多国籍企業モンサントは自然種を駆逐する除草剤と、それに耐性を持つ唯一の遺伝子組み換え作物(GMO)を開発し、販売市場を世界規模へと拡大する。未来の「種の法則」の独占化を進めつつあるこの企業は、かつての兵器産業である毒ガス開発を軸に、ダイオキシン含有の枯葉剤、PCB、牛成長ホルモン、農薬からGMOへと発展したが、一貫した利益追求主義やアメリカ食品医薬品局との癒着など風評は極めて悪い。ロバン監督はネット上で700万件ヒットするその問題点を元に、米、インド、中南米、英国、そしてGMO禁止のフランスを現地取材して実証取材を敢行した。TPP加盟によりグローバル化への岐路に立つ日本の農業にとっても、深刻な未来を予測する衝撃の必見作だ。108分。 11/17(土) 17:15の回終了後、トークあり 「映画から考える遺伝子組み換え作物」 お話:河田昌東さん(分子生物学) |
2012 11/17(土) 〜11/23(金)
11/24(土) 〜11/30(金)
当日券のみ 一 般 1500円 大学生 1400円 シニア 1000円 中高予 1200円 会 員 1200円 |
監督 マリー=モニク・ロバン
出演 ヴァンダナ・シヴァ 他
2008年 108分