第26回自主製作映画フェスティバル
 ○選りすぐりのインディーズ作品をお届けする年末恒例の自主フェスの季節です!
Aプロ 『PASSION』『永遠に君を愛す』で鮮烈に物語を紡いできた濱口竜介監督が、東京藝術大学大学院映像研究科で同窓だった酒井耕監督と、初のドキュメンタリーに挑戦した『なみのおと』。東日本大震災被災地でインタビューした映像を中心に構成し、監督自身も画面に映り込むなど、独特な撮影方法で、被災体験へ映像によって近づく異色作となっている。必見の142分。
Bプロ YALTA TALKS特集から早や4年。波田野州平監督が『TRAIL』で堂々の帰還。三人の芸術家(画家の山口洋佑、音楽家の三富栄治、詩人の藤本徹が演じる)と少女が、芸術と自然の間を往還する壮大な叙事詩。傑作『音楽がながれている』の静かな佇まいがより洗練された100分。
Cプロ 『溺れる人』『心中天使』の、名古屋在住の一尾直樹監督最新作『極楽のおじさん』。『カノジョは大丈夫』(『桃まつり』参加)で存在感を見せた京都の牧野鏡子と名古屋で活動する渡辺真輔が、ゼロ年代的行き詰まり感を体現しつつ、生命の胎動を予感させる静謐な世界を築き上げる。劇作家として知られる北村想が、味のある演技を見せるのも要注目。64分。特別上映作品『映画館から遠く離れて』(大橋雅之監督)は一尾監督が編集を担当。18台の35ミリ映写機を稼働させ、あいちトリエンナーレ2010を席巻したヤン・フードンの映像作品《離信之霧/ Dawn Mist, Separation Faith 》の舞台裏を描く。36分。
Dプロ 大阪発、通り魔事件に巻き込まれた被害者が心の傷をいやす姿を、希望をこめて描く吉浦敦博監督の長編第一作『とめ子の明日なき暴走』。痛みを秘めて歌い続けるとめ子を、名古屋ビジュアルアーツ出身の宮嶋麻衣が熱く演じる。父親役の有山じゅんじの歌声も優しく響く。100分。
Eプロ 村上淳ほか豪華キャストが結集した話題のインディーズ映画『Playback』の公開目前、俊英三宅唱監督初期作特集。雪景色をモノクロームで綴る『やくたたず』は、高校生男子のグズグズとした日常を活写し、傑作ぶりから村上淳が次回作への出演を申し出たという。自主映画コンペCO2でも高く評価されたスラップスティックコメディ『スパイの舌』、全く違うタッチの短編『4』『マイムレッスン』と、未来への多彩な可能性を魅せる。計127分。




2012

12/21
B 12:00 A 15:00 E 18:20
何でも持って来い!
20:50〜

12/22
D 11:00 E 13:30 C 16:00 A 18:10
何でも持って来い!
20:50〜

12/23
C 14:30 B 16:30 D 18:30
何でも持って来い!
11:30 / 20:50〜


1回券
当日券
一 般 1500円
大学生 1300円
シニア 1000円
中高予 1000円
会 員 1100円
前売券
一 般 1200円
大学生 1200円
会 員 1000円
3回券
当日券
一 般 3300円
大学生 3300円
会 員 3000円
前売券
一 般 3000円
大学生 3000円
会 員 2700円
何でも
持って来い!
500円均一
(一日券)

※前売券販売は公開前日までです。
「何でも持って来い!」の応募についてはこちら!

『なみのおと』公式サイト
『TRAIL』公式サイト
『極楽のおじさん』公式サイト
『とめ子の明日なき暴走』公式サイト
三宅唱監督特集「未来の巨匠たち」 監督自身のブログ