○『選挙』『精神』などで知られる想田和弘監督が、撮影2年、編集2年を費やし完成させた、最新ドキュメンタリー。主人公は、日本を代表する劇作家・演出家の平田オリザ。この希代の演劇人を通じ、想田は「人はなぜ演じるのか」「演技とは何か」「演劇(芸術)と社会の関わり」を問う。壮大にして緻密な、傑作の誕生だ。 ●演劇1 ここでは、平田と、彼が主宰する劇団・青年団の創作現場にカメラが向けられ、執筆、稽古、照明、舞台美術、劇団運営など、あらゆる側面から、平田の演劇論、方法論、組織論が描かれる。中でも、台詞の速度や間を秒単位で調整していくリハーサルのシーンは、スリリング極まりない。同時に、映画は、ヒトが日常においても“演じる生きもの”であることをあぶり出す。 アッという間の172分。 ●演劇2 『1』が、他者からの演技を引き出す平田オリザだとするなら、本作は、平田自らが演じる側にまわる。それは、彼が何よりも愛する演劇を守り、活動を続けるためだ。冒頭の、前原誠司、細野豪志ら民主党議員との懇親会に始まり、各地でのワークショップ、講演会にカメラは密着する。休む間もなく行動する平田。そこから、社会にとって芸術とは? というテーマが浮かび上がる。さらに深みを増す、怒濤の170分。 |
2013 2/16(土) 〜2/22(金)
2/23(土)
2/24(日)
2/25(月) &26(火)
2/27(水) 〜3/1(金)
前売券 ※前売券販売は2/15(金)までです。 一 般 1400円 大学生 1400円 会 員 1200円 当日券 1作品 一 般 1700円 大学生 1500円 シニア 1000円 中高予 1200円 会 員 1300円 2作品 一 般 3000円 大学生 3000円 会 員 2500円 |
監督・製作・撮影・編集: 想田和弘
出演 平田オリザ 他
2012年 99分