●39窃盗団 『夢売るふたり』などのプロデューサーを務める一方、ドキュメンタリー映画『数奇工匠』などの監督作を発表してきた押田興将の、初の長編フィクション映画。ダウン症の実弟を主役に起用した、前代未聞の犯罪コメディの秀作だ。兄キヨタカ（押田清剛）＝ダウン症。弟ヒロシ（押田大）＝発達障害。祖母が死んで、住む家も生活費も失った２人は、ヒロシの幼馴染みで「ひまわり学級」で一緒だった和代（山田キヌヲ）のアパートに転がりこむ。ヒロシは仕事を探すが、なかなか見つからない。ある日、オレオレ詐欺のリーダー・ケンジ（斉藤歩）から「キヨタカは、刑法39条（心身喪失者の行為は罰せられない）があるから、何をしても大丈夫」とそそのかされる。兄弟は、その言葉を真に受けて、和代とともにドロボー旅行に出発。途中、元・空き巣で今は認知症の金山（品川徹）も加わるが、４人の旅は緊張感ゼロ、収穫ゼロ。やがて和代と金山とも別れた兄弟は、身も心もボロボロになって、旅の終わりを迎えるが……。
音楽は大友良英。主題歌「サンキュー窃盗団のテーマ」には、原田郁子、七尾旅人も参加。113分。
5/11(土) 舞台挨拶決定！
押田興将監督、押田大、押田清剛（出演）
2013
5/11(土)
～5/17(金)
| 10:50 |
当日券
一 般 1500円
大学生 1400円
シニア 1000円
中高予 1200円
会 員 1200円