Aプロ ヒカリエイガ 渋谷の複合施設ヒカリエのオープン一周年を記念して企画された作品。各フロアごとのオムニバス仕立てを、『モバイルハウスのつくりかた』の本田孝義監督が全体をまとめる。七里圭、井口奈己、堀井彩といったキャリアある作家から、2012年のPFF入選を果たした加藤綾佳や、加納隼、完山京洪、元気屋エイジ、澤田サンダーらの新鋭が揃い、個性的な建物にふさわしい記念作品。計86分。
Bプロ ハチミツ いつも新作が待ち通しい、名古屋在住の酒井健宏監督の最新作。衝動的な事件を起こした過去をもつ青年たちが、人生を生き直すことができるかを真摯に問いかけた一編。流麗なショットが連鎖するカメラワークにも注目されたし。75分。
Cプロ Fuckin' Eternal Romanticists 同じく名古屋在住の佐藤良祐監督、久々の新作は、音楽ドキュメンタリー。2000年代初頭に活動し、惜しまれつつ解散したバンドTHE T.V.DINNERSの貴重なライヴ映像に、当時のファンジンに綴られた彼らの言葉、そして現在の関係者インタビューを織り交ぜる。あぶり出される表現の現在性は併映作『ランドマーク』にも通底する。計113分。
Dプロ BANK 映画やテレビの現場で脚本・監督作品多数の長いキャリアのある村橋明郎監督が、ノーギャラ、交通費なしの条件で募った出演者20人とともに作り上げた84分ワンカットの野心作。三人組が押し入った銀行での顛末を、クセのある人質たちとの軽妙なやり取りで描く。84分。
Eプロ 全力映画@ 映像ワークショップが大流行している中で、「若手監督と若手俳優達の、活躍する可能性を拡げるものでありたい」と高らかに宣言する「全力映画」。強烈な印象を残すインディーズ作品を発表してきた若手監督を中心にした数ヶ月間のやり取りから生まれた中短編作品を特集。2012年作品から、三宅伸行監督(『RAFT』)の『もはや ないもの』、森英人監督(『動物の狩り方』)の『冬の爆弾』、山岡大祐監督(『ロストガール』)の『ボーイ・ミーツ・ガール』、松永大司監督(『ピュ〜ぴる』)の『かぞく』。4作品計87分。
Fプロ 全力映画A 出来上がったばかりの2013年作品は更に強力。伊月肇監督(『ー×ー』)の『籠の中』、二年連続登場の山岡大祐監督の『いいね!』、煖エ康進監督(『ロックアウト』)の『008』。計85分。 |
2013 12/20
20:50〜 12/21
20:50〜 12/22
20:50〜
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