●ウィズネイルと僕 Withnail and I 僕(ポール・マッギャン)とウィズネイル(リチャード・E・グラント)は売れない俳優だ。上流階級出身の彼は、浴びるほど酒とドラッグを摂取しやることなすことでたらめで傲慢。初秋のロンドンを一緒に耐えぬくにはツラ過ぎる同居人だ。よく誤解されるが、僕らは断じてゲイではないし。そういえば彼には独身貴族の叔父がいて、田舎に素敵なコテージがあったはず。気分を変えてロンドン、脱出しましょうか! 『キリング・フィールド』の脚本家でもある映画監督ブルース・ロビンソンが自らの1969年を振り返る自伝的傑作。英国人にとり不滅の青春カルト映画だが、日本では90年代に限定公開された幻の作品であり、先頃惜しまれて閉幕した吉祥寺バウスシアターの閉館作品として甦った。伝統的な英国映画らしい細部にリアリズムあふれる映像、製作総指揮も務めたジョージ・ハリスンやジミ・ヘンドリックスの楽曲など語りどころ満載だが、描き出された青春の終焉は、誰もの記憶とせつなく共鳴することだろう。107分。 |
2014 6/28(土) 〜7/4(金)
7/5(土) 〜7/11(金)
前売券 ※前売券販売は6/27(金)までです。 一 般 1300円 大学生 1300円 会 員 1200円 当日券 一 般 1700円 大学生 1500円 中高予 1200円 シニア 1100円 会 員 1300円 学生・シニア会員 1000円 |
監督・脚本 ブルース・ロビンソン
製作 ポール・M・ヘラー
製作総指揮 ジョージ・ハリソン、デニス・オブライエン
音楽 デヴィッド・ダンダス、リック・ウェントワース
撮影 ピーター・ハナン
編集 アラン・ストラッチャン
出演 リチャード・E・グラント、 ポール・マッギャン、 リチャード・グリフィス、 ラルフ・ブラウン、 イケル・エフィック 他
1987年 107分