●イーダ IDA 1960年代初頭、孤児として修道院で育てられたイーダ。正式に修道女となることを間近に控えたある日、彼女の叔母の存在を知らされる。イーダの静かな旅が始まった。叔母を訪ね、両親がユダヤ人であったという出生の秘密を知らされ、さらには、一緒に両親の最期を訪ねる旅へ。それは、ホロコースト後のポーランドが抱える負の歴史をひもとく旅でもあった。時間を遡りながら、内省を続け、自らの未来を見据えようとするイーダの凛とした立ち姿が、モノクロームの画面に美しく映える。 パヴェウ・パブリコフスキ監督は1957年生まれ。14歳の時に母国を離れ、ドイツからイタリアへ。現在はイギリスを中心に活動する。ドキュメンタリー映画作家としてキャリアを始め、その後ドラマ演出も。本作は、初めて母国ポーランドで撮影・製作した作品で、まさに彼が少年時代を過ごした時期の物語でもある。演奏活動歴もある通りジャズに造詣が深く、劇中でもジョン・コルトレーンの「Naima」が印象的に使われている。80分。 |
2014 9/27(土) 〜10/3(金)
10/4(土) 〜10/10(金)
10/11(土) 〜10/17(金)
前売券 ※前売券販売は9/26(金)までです。 一 般 1400円 大学生 1400円 会 員 1200円 当日券 一 般 1700円 大学生 1500円 中高予 1200円 シニア 1100円 会 員 1300円 学生・シニア会員 1000円 |
監督・脚本 パヴェウ・パヴリコフスキ
出演 アガタ・クレシャ、 アガタ・チュシェブホフスカ
他
2013年 80分