「タネと大地の農業映画祭」

①タネはだれのもの 戦後から主要農作物(コメ、麦、大豆)の優良種子を公共財として守ってきた種子法が、民間のタネ開発意欲を阻害しているという理由で2017年国会衆参両議院の短時間の審議で廃止の可決がなされた。続いて2020年には登録品種の自家増殖一律禁止の種苗法改定法案が閣議決定し通常国会に同法案が上程された……。おいしく安全な食を供給する日本の農業にさし迫った危機に警鐘を鳴らす、元農林水産大臣で弁護士の山田正彦氏と原村政樹監督が、全国の小規模農家を巡って消費者にも分かりやすく描いた必見のドキュメンタリー映画。65分。





②シード ~生命の糧~ SEED: The Untold Story アメリカ合衆国では20世紀だけで、植物の種子の94%が失われたという。その衝撃的な事実が語られるこのドキュメンタリーは、農作物の合理化のために、多様性が排除されてきた歴史と加速する現実、そして、それに抗うように多くの種子を保存する試みが綴られる。ヴァンダナ・シヴァ、ジェーン・グドールやウィノナ・ラデュークなど著名な活動家の切実な訴えは、種子法が昨年廃止され、巨大資本のバイオメジャーに飲み込まれつつある日本の種苗業、そして、農業の現実とも直結する。94分。





③武蔵野 ~江戸の循環農業が息づく~ 埼玉県南西部、北武蔵野。大都市近郊に残る世界でも類のない広大な平地林では360年程前からの植林と手いれによって痩せた原野を肥沃な大地に開拓し、江戸・東京の食卓を支え続け、四季折々の景観もまた人々を和ませて文豪たちの文学作品にも描かれてきた。森の恵みを活かす循環農法で持続可能な農業にとりくむ後継者や市民たちを取材。111分。





【トークイベント開催!】
2/13(土)山田正彦さん(『タネは誰のもの』プロデューサー)
2/14(日)高木幹夫さん(あいち在来種保存会代表世話人)



2021
2/13(土)
 〜 2/15(月)

10:00 タネは誰の…

2/16(火)
 〜 2/20(土)

10:00 シード

2/21(日)
 〜 2/24(水)

10:00 武蔵野

2/25(木)
 & 2/26(金)

10:00 タネは誰の…

前売券
(『タネは誰のもの』専用)
※前売券販売は2/12(金)までです。
一 般 1000円
当日券(1作品)
一 般 1500円
大学生 1300円
中高予 900円
シニア 1100円
会 員 1300円
学生・シニア会員 1000円