さとにきたらええやん


●さとにきたらええやん 高度経済時代から、日雇い労働に従事する人々が多く集まるといわれてきた大阪市西成区釜ヶ崎。今を生きる辛さと同時に対照的な色濃い人情が雑居する街だ。この地で38年にわたって寝食や遊びをとおし、子どもたちが安らげる居場所を確保しその成長を見守ってきた無料の児童館「こどもの里」。地域の人々が親しみと誇りをこめ「さと」と呼ぶ、小さな建物の開け放たれた玄関には、今日も雑然と大小の運動靴が並びにぎやかな子どもたちの声が聴こえてくる。
 様々な家庭の事情や障がいの有無、国籍の区別も無くおおむね20歳までの子どもらが昼夜出入りする、さとのボランティアスタッフとして関わり映画完成まで7年を共に過ごした重江良樹監督(ビジュアルアーツ専門学校 大阪卒)が、子どもたちとその家族、スタッフに加えて近所のおっちゃんや猫も顔出すコミュニティまるごと涙と笑いで記録した感動的な傑作ドキュメンタリーだ。映画にうつされている個性的な子どもたちの言葉や表情の豊かさに目が離せない。西成の街をうたうSHINGO★西成の日本語ラップも温かく映画をつつむ。ずっと見ていたくなる必見作。100分。



2016
7/23(土)
〜7/29(金)

11:00
17:00

7/30(土)
〜8/5(金)

18:30

8/6(土)
〜8/12(金)

16:10

   

前売券
一 般 1400円
大学生 1400円
会 員 1200円

当日券
一 般 1700円
大学生 1500円
高予 1200円
シニア 1100円
会 員 1300円
学生・シニア会員 1000円

【夏休み!ええやん割引!】
上映期間中、小学生、中学生の方は500円でご覧いただけます。