いしぶみ


●いしぶみ 『海街diary』の是枝裕和監督の最新劇場公開作。1969年に広島テレビが制作した伝説的ドキュメンタリー「碑」を、新たな視点を加えて再創造した、入魂の一作だ。
 元になった「碑」は、1945年8月6日、原子爆弾の閃光に焼かれ全滅した旧制・広島第二中学校1年生321人の記録。朝、家族に見送られ家を出た一年生たちはどのようにして命を落としていったのか。松山善三の演出のもと、語り部となった杉村春子が、遺族から寄せられた手記を独り静かに語った番組は大きな反響を巻き起こした。……それから46年。日本と世界を取り巻く核の状況は改善されることなく、核兵器廃絶への道は今も険しい。一方、あの日の惨禍を語れる被爆者は齢を重ね、記憶は風化するばかりだ。そんな中、広島テレビは再び「碑」を世に問うことを決断した。監督は、是枝裕和。語り部は、広島出身で、今や日本を代表する女優となった綾瀬はるか。またジャーナリストの池上彰が、紙一重の偶然で生き残った者や遺族からの証言を新たに聞き出していく。理不尽な死の在り様を刻印した、新たな時代への遺産のような85分。必見。



2016
7/30(土)
〜8/5(金)

11:00
16:50

8/6(土)
〜8/12(金)

12:30

8/13(土)
〜8/19(金)

15:00

   

前売券
一 般 1300円
大学生 1300円
会 員 1200円

当日券
一 般 1700円
大学生 1500円
中高予 1200円
シニア 1100円
会 員 1300円
学生・シニア会員 1000円