人間爆弾「桜花」─特攻を命じた兵士の遺言─


●人間爆弾「桜花」─特攻を命じた兵士の遺言─ 第二次大戦末期、日本軍は絶望的な戦局の中で特攻戦術を選択した。「桜花(おうか)」は、1944年に開発された、エンジンを搭載しない十死零生の有人爆弾。本作は、「桜花」計画に関わり、出撃隊員を選ぶ役割を課せられた男の回想を綴ったドキュメンタリー。
 林冨士夫は、「桜花」の第一志願兵だった。しかし、エリート士官だった彼は、上官から出撃隊員を選ぶよう命じられ、その先には死しかない任務を果たす隊員を日々選出し、名前を黒板に書き記して、送り出し続けた。映画は、90歳を超えた林の回想にひたすら耳を傾ける。「(桜花を見て)あぁこんなもんか。これが俺たちの棺桶になるのか」。「(出撃した者たちは)戦死したと言うよりは、私が突っ込ませたと言った方が正しい」……淡々と話される言葉には今も痛切な思いが宿る。監督は、『淵に立つ』『あん』などのプロデューサーとして知られる澤田正道。無謀な闘いが人の心に一生残す悔恨と怒りをあぶりだした、凝縮の74分。



2016
10/1(土)
〜10/7(金)

10:45

10/8(土)
〜10/14(金)

14:15

   

前売券
※前売券販売は9/30(金)までです。
一 般 1300円
大学生 1300円
当日券
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