「イングマール・ベルイマン生誕100年映画祭1」


 スウェーデンが生んだ20世紀屈指の映画監督イングマール・ベルイマン(1918~2007)。その不朽の傑作13作品をシリーズ上映。第1回は前・中期の瑞々しい6作と大作『ファニーとアレクサンデル』先行上映。グンナール・フィッシェル(A~E)からスヴェン・ニクヴィストへ撮影監督の移行期としても必見だ。
プレミア ファニーとアレクサンデル Fanny och Alexander 大学都市ウプサラの劇場主である父オスカルの死。そして母(エヴァ・フレーリング)の再婚によって幼い兄妹アレクサンデル(バッティル・ギューヴェ)とファニーは人生を愛し慈しむエクダール一族からひき離される。ある家族に起こった2年間を豪華絢爛に丹精込めて描きあげた豊饒の巨編。アカデミー賞4部門受賞。見飽きることの無い愉悦の311分(休憩あり・特別料金)。
A 夏の遊び Sommarlek 学生時代に書いた小説を基に、プリマ・バレリーナの過去の苦い恋を描く。ゴダールが最も美しい映画と絶賛した傑作。90分。
B 夏の夜は三たび微笑む Sommarnattens leende 20世紀初頭、歳の離れた弁護士夫婦をめぐって白夜の中で展開する軽妙な喜劇。カンヌ国際映画祭詩的ユーモア賞。104分。
C 第七の封印 Det sjunde inseglet ペストが蔓延する中世ヨーロッパ。十字軍から戻った騎士(マックス・フォン・シドー)が死神と生命を賭けたチェスの勝負に挑む。ウディ・アレンが熱愛した作品。カンヌ国際映画祭審査員特別賞。97分。
D 野いちご Smultronstället タルコフスキーがベストに挙げた名作。大学の式典に発つ細菌学の教授(ヴィクトル・シェーストレム)の一日を青春時代の記憶や夢を織り込んで語る名作中の名作。ベルリン国際映画祭金熊賞。91分。
E 魔術師 Ansiktet 怪奇現象、超能力、交霊術といったオカルト的要素を盛り込んだ喜劇。旅回りのマジシャン一座と彼らを疑う役人の一夜の出来事を描く。ヴェネツィア映画祭受賞。99分。
F 処女の泉 Jungfrukällan 少女を襲った暴力と、復讐に憑かれた父親の悲劇を清冽な光と影のコントラストで描く。中期の傑作として今も愛される。アカデミー受賞。89分。



2018
8/18(土)

野いちご 13:15
魔術師 15:15
処女の泉 17:15

8/19(日)

ファニーと… 13:15

8/20(月)
〜8/22(水)

夏の遊び 13:15
夏の夜は… 15:15
第七の封印 17:15

8/23(木)
&8/24(金)

処女の泉 13:15
野いちご 15:15
魔術師 17:15

8/25(土)

夏の遊び 11:00

8/26(日)

夏の夜は… 11:00

8/27(月)
&8/28(火)

野いちご 11:00

8/29(水)

魔術師 11:00

8/30(木)

第七の封印 11:00

8/31(金)

処女の泉 11:00

 

前売券
※前売券販売は8/17(金)までです。
(1作品券) 一 般 1200円
大学生 1200円
会 員 1200円
(3作品券) 一 般 3000円
大学生 3000円
会 員 3000円
(『ファニーとアレクサンデル』) 一 般 2000円
大学生 2000円
会 員 2000円
当日券
(1作品券) 一 般 1500円
大学生 1400円
中高予 1200円
シニア 1100円
会 員 1200円
学生・シニア会員 1000円
(『ファニーとアレクサンデル』) 一 般 2500円
大学生 2500円
中高予 2500円
シニア 2500円
会 員 2200円
学生・シニア会員 2200円