教誨師


●教誨師 2018年2月に惜しまれつつ世を去った大杉蓮の、最初にして最後のプロデュース&主演作品。その人柄がにじみ出るような役柄は、映画の中に確かに息づいていて、これが最後の主演作品になったとは未だに信じられない。芸達者な俳優陣と切り結ぶ演技の妙を、『ランニング・オン・エンプティ』の佐向大監督(脚本も担当)が、誠実に写しとっている。
 刑の執行を待つ死刑囚たちが収容される拘置所。受刑者の道徳心の育成や心の救済につとめ、彼らが改心できるよう導くのが教誨師の仕事だ。死刑囚専門の教誨師である牧師佐伯(大杉蓮)は月に2度、拘置所で彼らの話を聞く。ひと言も口をきかない男(古舘寛治)、気のいいヤクザの組長(光石研)、ホームレスの老人(五頭岳夫)、おしゃべりな関西弁のおばちゃん(烏丸せつこ)。面会にも来ない我が子を思い続ける男(小川登)、そして大量殺人を犯した若者(玉置玲央)。幾重にも閉ざされた彼らの闇の奥にある心と共にあろうとする佐伯の姿を真摯に描く114分。



2018
10/6(土)
 〜10/12(金)

10:30
16:40

10/13(土)
 〜10/19(金)

12:50

10/20(土)
 〜10/26(金)

16:50

 

前売券
※前売券販売は10/5(金)までです。
一 般 1300円
大学生 1300円
会 員 1200円
当日券
一 般 1700円
大学生 1500円
中高予 1200円
シニア 1100円
会 員 1300円
学生・シニア会員 1000円

※当館窓口にて前売券をお求めの方、カードセットをプレゼント(数量限定)。