クリス・マルケル 永遠の記憶(5プログラム入替制)


○クリス・マルケル 1921年パリ生まれのドキュメンタリー映画作家、写真家。ナチスに対するレジスタンスにも参加。『夜と霧』でアラン・レネの助監督を務める。歴史と個人史、虚構と現実など、相反しながらも重なりあうテーマで多くの作品を発表。
Aプロ ●北京の日曜日 Dimanche à Pékin 1955年の中国友好使節団旅行参加の際に撮影した映像をもとに、革命後の北京の人々や風景を活写した初期短編。20分。●イヴ・モンタン~ある長距離歌手の孤独 La solitude du chanteur de fond チリ難民支援コンサートリハーサル中のイヴ・モンタン。世界的な歌手・俳優でもある彼へのインタビューや、出演映画の断片映像などにより、意外なポートレイトが綴られる。63分。
Bプロ ●A.K. ドキュメント黒澤明 A.K. 黒澤明監督による日仏合作映画『乱』の撮影過程、大掛かりな撮影現場を、『乱』同様にダイナミックに写しとるドキュメンタリー。作曲家武満徹の姿も見られる。70分。●不思議なクミコ Le mystère Koumiko 1964年、東京オリンピックに湧く高度成長真っ只中の日本で、フランス語を学ぶ満州生まれのひとりの日本人女性久美子を通して、当時の日本社会を垣間見る。54分。
Cプロ ●シベリアからの手紙 Lettre de Sibérie 開発途上のシベリアの街と風景や人々の様子を、アニメーションやアーカイブ映像を挿入しつつ書簡形式のナレーションで描く。61分。●ある闘いの記述 Description d’un combat 建国12年目を迎えたイスラエルの当時の複雑な実状を描く。1967年の第三次中東戦争勃発後、監督自身が本作の上映を禁じた時期があった。57分。
Dプロ ●サン・ソレイユ Sans soleil クリス・マルケルの代表作。日本とアフリカ、記憶や旅をテーマに哲学的考察が混在。フィクションとドキュメンタリーの枠組みを再構築する104分。
Eプロ ●レベル5 Level Five ローラが完成を目指すのは、沖縄戦についてのコンピュータ・ゲーム。それは彼女の亡くなった恋人の仕事を引き継いだものだったが……。仮想空間の中に現実と虚構が交錯する問題作。110分。



2019

  連日19:30
6/8(土) A
6/9(日) E
6/10(月) C
6/11(火) B
6/12(水) D
6/13(木) A
6/14(金) C

  連日14:40
6/15(土) B
6/16(日) A
6/17(月) D
6/18(火) E
6/19(水) B
6/20(木) C
6/21(金) A

 

当日券のみ
(1プログラム)
一 般 1500円
大学生 1400円
中高予 1200円
シニア 1100円
会 員 1200円
学生・シニア会員 1000円

※リピーター割引有り!(2回め以降の方は、各作品200円引き。ただし、シニア・シニア会員・学生会員は割引対象外となります)