特集「日本と戦争」

特集 日本と戦争〈4作品・入替制〉8月。この季節に幾度となく振り返る歴史、日本と戦争。戦後75年、今年もまた、幾つかの映画とともに、戦争の歴史を直視したい。
●蟻の兵隊 第二次大戦終戦後も、中国山西省に残留し、内戦に参戦することを余儀なくされた人々の真実を探るドキュメンタリー。その数、およそ2600人、戦死者550人、700人以上が捕虜となった。しかも、抑留後に帰郷した彼らを待っていたのは逃亡兵の汚名。真相解明をめざす帰還兵のひとり、奥村和一さんの執念を描く101分。
●沖縄スパイ戦史 第二次大戦末期の沖縄での知られざる戦い。陸軍中野学校出身のエリート将校たちが密かに少年ゲリラ部隊を組織した謀略戦に、『戦場ぬ止み』などで、沖縄の基地移設問題を描いてきた三上智恵と、八重山諸島の戦争被害の取材を続けてきた大矢英代が共同監督で迫るドキュメンタリー。114分。
●ドキュメンタリー沖縄戦~知られざる悲しみの記憶~ 唯一の地上戦が行われた沖縄での、大戦末期の惨状を語り継ぐインタビューと、多くの資料映像を重ねあわせて構成された作品。満州からの引き揚げ体験を持つ宝田明のナレーションが、強く響く105分。
●東京裁判 戦後の日本の運命を決定づけた極東国際軍事裁判(通称:東京裁判 1946~1948年)の全貌を描く重厚なドキュメンタリー。アメリカ国防総省が撮影した50万フィートに及ぶ膨大な裁判記録から、小林正樹監督が厳選を重ねて構成した映像は、結果としてドラマティックに同時代を浮き彫りにする。277分。







2020
8/8(土)
 〜8/10(月)

蟻の兵隊 10:00
ドキュメンタリー沖縄戦 12:05

8/11(火)
 〜8/14(金)

沖縄スパイ戦史 10:00
ドキュメンタリー沖縄戦 12:05

8/15(土)
 〜8/21(金)

東京裁判 12:10
※途中休憩あり
 

『蟻の兵隊』『沖縄スパイ戦史』『ドキュメンタリー沖縄戦』
当日券のみ(1作品)
一 般 1500円
大学生 1300円
中高予 900円
シニア 1100円
会 員 1300円
学生・シニア会員 1000円

『東京裁判』
前売券
※前売券販売は8/14(金)までです。
一 般 2000円
当日券
一 般 2200円
大学生 1800円
中高予 1800円
シニア 1800円
会 員 1800円
学生・シニア会員 1800円