日高線と生きる

●日高線と生きる 北海道の苫小牧と様似(その先に襟裳岬)を結び、かつては人々の生活を支えた鉄道、日高本線。高度経済成長の終わりと共に、全国のローカル線と同じく、モータリゼーションの進展と産業構造の変化が、その存在意義を変え、80年代には国鉄が分割民営化。さらに、高波被害で操業自体がストップしたのが2015年。本作は、日高線の歴史と地域の人々の声、その背景を丹念に拾い上げようとしている。
 苫小牧出身の稲塚秀孝監督は、コロナ禍で撮影が寸断されながらも、沿線地域の昆布漁師、いちご農家、競走馬を育成する静内農業高校、浦河駅の壁画を作成した浦河高校美術部OBなどへの取材を通して、ノスタルジーに傾くことなく、地域の未来へと向かう視線を探りながら、現在進行形の状況を描写する。82分。



2022
3/12(土)
 〜 3/18(金)

10:00

 

前売券
※前売券販売は3/11(金)までです。
一 般 1000円
当日券
一 般 1700円
大学生 1400円
中高予 1000円
シニア 1200円
会 員 1300円
学生・シニア会員 1000円