劇団“維新派”松本雄吉追悼特集


○圧倒的な劇空間の中に、ダイナミズムと繊細さが両立する世界を生み出してきた、松本雄吉率いる維新派。さる6月に世を去った松本を偲び、その軌跡を残された映像作品とともに辿る。
A ●足乃裏から冥王まで 79年の公演を井筒和幸(和生)が映像化。“日本維新派”時代の記録として、また井筒監督の初期作品としても貴重な70分。C ●十五少年探偵団 ドガジャガドンドン 87年の公演。独創的なスタイル“ヂャンヂャン☆オペラ”の萌芽が見える90分。D ●虹市 92年の公演。大規模な舞台美術、大阪弁ラップ、詩的なイメージ……。新たな維新派の誕生を告げる作品。90分。E ●青空 94年の公演。大戦直後の都市を舞台にした冒険活劇。脚本には大島真寿美が参加。120分。F ●水街 2000年の公演。巨大なプールを建設、水際で暮らす漂流民を描く。116分。■《彼》と旅をする20世紀三部作 G ①nostalgia 2006年の公演。20世紀を象徴するものとして4mの巨人が登場。118分。H ②呼吸機械 びわ湖水上舞台の特性を十二分に生かした2008年の公演。117分。I ③台湾の、灰色の牛が背のびをしたとき 日本とアジアの20世紀を見つめた2010年の公演。119分。J ●透視図 2014年の公演。宇宙的視点で都市(土地)と歴史を見つめる松本の表現が凝縮された118分。K ●トワイライト 奈良県曾爾村の約3500㎡のグラウンドを舞台に、アジア、世界へとイメージが拡がる2015年の公演。122分。B ●高丘親王航海記 97年の七つ寺共同スタジオ創立20周年記念企画。澁沢龍彥の小説を天野天街が脚色・演出。主演に松本雄吉を迎えた150分。L ●松本雄吉さんと歩く 87年から維新派の製作を務めてきた高岡茂がこれまで撮りためた松本の映像を編集した48分。



12/4(日)16:15の回終了後、小堀純さん(演劇評論家)ミニトークあり。
※上映期間中、劇場ロビーで写真展開催予定。

評論「『松本雄吉追悼特集』に寄せて」



2016
12/3(土)
E 12:40
B 15:00
L 17:40

12/4(日)
&12/5(月)

A 12:40
G 14:05
K 16:15

12/6(火)
&12/7(水)

D 12:40
F 14:20
H 16:30

12/8(木)
&12/9(金)

C 12:40
I 14:40
J 16:45

   

当日券のみ(1作品)
一 般 1500円
大学生 1400円
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