「第31回自主製作映画フェスティバル」


○年末の恒例企画「自主フェス」。「映画」の枠を意識しながらも、それに囚われない自由な表現の可能性を感じさせるラインナップをお届けします。枠組みの存在を知らずに暴れ回るのではなく、したたかに拡張する未来への一歩をともに感じてください。
Aプロ 『アレノ』『海辺の生と死』など表現の難しい題材の作品で評価を高めている越川道夫監督のチャレンジ精神溢れる自主映画『月子』。知覚障害の女性と、運命的な出会いから彼女の故郷探しに付き合い、自分を見つめ直す青年の旅を描く。122分。
Bプロ 海外映画祭での評価が高い、幼なじみコンビ、大力拓哉+三浦崇志監督の作品集。美しい風景を硬質なレイアウトで切り取る画面構成に、本気とも遊びともつかぬ監督本人たちが映り込む特異な作風だ。モノクロームが映える『ニコトコ島』はロカルノ国際映画祭コンペ部門出品作。47分。神話の領域を侵犯するような『石と歌とペタ』はローマ国際映画祭招待作品。 60分。
Cプロ 名古屋の港をめぐる映像作品集。謎解きをちりばめ青春映画の装いを突き破る『右にミナト、左にヘイワ。』は『CSL/タカボンとミミミ』の酒井健宏監督最新作。38分。幻想的に神社の神域を行き交う齋藤正和監督の『たまたび 2015 』 14分。記録を通して文化(まち)の記憶を試みる鈴木悦久+村上将城共同監督の『みなとアーカイヴ 2015–2017 “mosaic”』 8分。
Dプロ 『鉱 ARAGANE』の印象が強烈な小田香監督の短篇集。京都花背の祭「松上げ」の炎の美しさを詩情豊かに写す『ひらいてつぼんで』13分。ボスニアの村ウモリャニの羊の群れや祭の賑わいにカメラだけでコミュニケートを試みる『呼応』(タル・ベーラ監修) 19分。サラエボからザグレブまでの鉄道の旅を実験的手法で記録しつつ、時間そのものをも縦走する 『FLASH』 25分。
Eプロ 今年のPFFアワードグランプリ受賞作『わたしたちの家』の公開が待たれる清原惟監督(武蔵野美術大学で佐々木敦、東京藝大大学院で諏訪敦彦、黒沢清の薫陶を受ける)の傑作選。秀逸な画面構成と音が響きあう『ひとつのバガテル』(PFF2015入選) 72分。『音日記』30分。そして、最新短篇作 『波』5分。



「何でも持って来い!」スケジュール




2017
12/21(木)

A 13:30
B 16:20
C 18:40

12/22(金)

D 13:30
E 15:30
A 18:00

12/23(土)

B 11:30
C 14:00
D 16:00
E 18:00

連日 20:50 何でも持って来い!

 

前売券
※前売券販売は12/20(水)までです。
1プログラム
一 般 1200円
大学生 1200円
会 員 1100円
3プログラム
3000円均一

当日券
1プログラム
一 般 1500円
大学生 1300円
中高予 1000円
シニア 1100円
会 員 1200円
学生・シニア会員 1000円
3プログラム
一般・大学生 3600円
会員 3300円

何でも持って来い!
 500円均一(1日)