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2020年4月3日

 東日本震災から9年。福島県双葉郡広野町に住む人々の日常と静かに寄りそうように撮影されたドキュメンタリー映画『春を告げる町』、明日から公開です。その街でずっと暮らしてきた人たち、新しく生まれた命、別の町から移り住んだ人々、そして、震災を主題に演劇を作ろうと悪戦苦闘する高校生たち。『ドコニモイケナイ』の島田隆一監督は、そこに流れる豊かな時間とともにあろうとしています。公開第2週の4月11日(土)に島田隆一監督のご来館も決定。舞台挨拶をしていただきます。

 ダンスグループ「新人Hソケリッサ!」のメンバーたちの活動を捉えたドキュメンタリー作品『ダンシングホームレス』も明日から。ニューヨークで9.11に遭遇した振付師アオキ裕キが路上生活者とともに、ダンスパフォーマンスを繰り広げるグループです。路上で厳しい生活をし続ける彼らの内面から溢れ出る表現のありようが、スクリーンに叩き付けられ、根源的な表現の力強さを体感できる作品になっています。

 韓国のキム・ギドク監督のSF的寓話『人間の時間』も明日から。退役した軍艦を使った外洋クルーズに乗り合わせた人々が体験する常軌を逸した境遇を描きます。ちょっと贅沢なツアーに参加した一般客のなかには、日本人のハネムーン客や、ならず者グループ、そして将来の大統領候補など様々な顔触れが。孤立した極限状態でどのように振舞い、そしてどのような結末を迎えるのか。限られた食料を奪い合い、欲望のままに他者を虐げる無秩序な状態が人間の本性なのかどうかを、チャン・グンソク、オダギリジョー、藤井美菜、リュ・ソンボム、アン・ソンギ他の多彩なキャストと過激な描写で問いかける作品です。

 2月に公開して、大好評だった『彼らは生きていた』、明日からアンコール上映です。イギリスで膨大な量が保存されていた、第一次世界大戦の塹壕の様子を撮影した記録映像を修復し、カラー化し、口の動きや動作から音声を加え、長い時間をかけて再構成したのは、『ロード・オブ・ザ・リング』のピーター・ジャクソン監督。あまりに自然な色彩と、美麗なフィルムの質感から、あたかも近年撮影された再現フィルムのようによみがえっています。タイムカプセルのように息づく、100年ほど前の戦地の様子と戦争を取り巻く空気感を感じていただけると思います。

 レイトショーは、日本の若手監督の作品を連続上映。明日からは、高校生のレイプ事件を期に、その後の人生が大きく歪んだ若者たちを描く『海抜』。事件を挟んだふたつの時代の変化を描いた髙橋賢成監督は、この作品で東京国際映画祭・日本映画スプラッシュ部門に史上最年少で招待されています。作品を描けない漫画家と彼を支えようとする同棲相手、そして、酒に溺れる彼が夢で見る幻のようなかつての恋人。そんな非現実との境い目をたゆたうような『アイニ向カッテ』は、高山康平監督作品。週の半ば4月8日から3日間の上映です。

 アメリカ中西部の街、コロンバスを舞台にした『コロンバス』、第2週めです。エーロ・サーリネンほか、名だたる建築家の手になるモダニズム建築が有名な街で、画面の端々に見事な借景として映り込んでいます。母の看病のために町を出なかった主人公は図書館勤めですが、彼女の職場となる図書館を設計したのはI・M・ペイ(ルーヴル美術館のガラスのピラミッドなど、有名建築多数!)です。彼女と出会う男は、父(建築史家!)の急病で韓国から戻っていて、ふたりの人生の錯綜が丁寧に綴られます。監督のコゴナダは小津安二郎の大ファンだそうで、物語の構成や画面の作り方にも、その影響が端々に見られます。コゴナダは後期の小津作品を支えた脚本家野田高梧からとったペンネームとのこと。映画ファンとして親近感湧きます。

舞台挨拶のご案内を。4月11日から公開の『オキナワヘいこう』初日に大西暢夫監督のご来館も決まりました。舞台挨拶、お楽しみに!




【『れいわ一揆』上映延期についてのお詫び】4月25日(土)から上映を予定しておりました『れいわ一揆』ですが、新コロナウィルスの影響についての配給会社(風狂映画舎)の判断で、この日程での上映が中止となりました。ご期待いただいていた皆様、申し訳ありません。日程の延期など、今後については現在のところまったく決まっておりません。




 鑑賞会員専用の期間有効3回券(3600円)の発売を劇場窓口限定で始めました。販売翌日から2ヶ月間有効です。一部特別料金の作品ではご利用いただけませんが、少し割安でご覧いただける前売券です。詳細は劇場窓口にてお尋ねください。




 ニュースというようなことでもありませんが、2019年8月1日(木)から名古屋シネマテークもPayPayに対応しています。入場料金だけでなく、パンフレットや前売券などを劇場窓口でお求めの際も同様にご利用いただけます。本年6月までは消費者還元事業としてキャッシュバックポイントが5%加算されます。



【入場料金について】2019年10月より消費税が上がったことに伴い、12月1日(日)より入場料金を一部改訂させていただきました。
※変更する設定をまとめます。
当日料金改定 11/30迄 12/1以降
シニア 1100円 1200円
ご夫婦50割引(お二人で) 2000円 2200円
大学生・専門学校生 1500円 1400円
中高生・予備校生 1200円 1000円
小学生 1000円 800円
レディースデイ 1000円 1100円
映画サービスデイ 1000円 1100円

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