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2019年9月13日

 『トランザム7000』や『キャノンボール』などで知られるハリウッドスター、バート・レイノルズ。昨年9月に世を去った彼の遺作となった『ラスト・ムービースター』、明日から公開です。Q・タランティーノ監督の最新作『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド』にも重要な役でオファー(ご本人も出演を熱望!)されていたそうですが、残念ながら実現せず、最後の勇姿となります。レイノルズ本人と見紛うような老スターが、アメリカの地方映画祭に招待されるも待遇の酷さに激怒。しかし、そこから始まる、人生の終幕に相応しい静かな旅は、過去の出来事と改めて出会い直すような、しみじみと含蓄のある物語として描かれます。映画と人生の交錯に、深い経緯と愛情の込められた逸品です。

 朝からの上映は、100年ほど前に起きた民衆蜂起「米騒動」の端緒となった、富山での出来事の真相に迫るドキュメンタリー『百年の蔵』。地元の高校生グループをナビゲーター役に、なんとなく知っている米騒動って、実際はどういうことがどのように起きたのかを探る構成になっています。当時残された書類の探索や、米問屋など関係者の子孫にあたる人々への取材など、丁寧な方法を模索するとともに、富山の魅力もにじみ出る、あたたかみのある作品になっています。UDCast対応していますので、字幕・音声ガイドをご利用いただけます。

 ごくわずかの種苗企業が世界の農業に支配的な影響を及ぼしている現在、農産物の種子の多くは失われつつあります。その現状に警鐘を鳴らすドキュメンタリー『シード 生命の糧』も明日から公開。アメリカで、20世紀以降に農作物の品種のうち90%以上の種子が失われているという衝撃的な数字から始まるこの作品は、農作物の多様性を保持するための方法を模索します。上映会期中の9/16(祝) 上映後に館内ロビーにて【種のシェアリング(交換会)】を開催します。固定種・在来種の種をつないでみませんか? 自家採種した種や、買った種が余っている方は交換できますので、お持ちください。種のない方でも参加できます。交換会主催は「たねとみつばち土と太陽」。

 フィンランドで差別に耐えながらドローイングを描き続けた、ゲイアーティスト、トム・オブ・フィンランド。彼の苦難の生涯を元にした 『トム・オブ・フィンランド』、明日から公開です。1940年代から80年代にかけての、およそ半世紀に渡り、フィンランドからドイツ、そしてアメリカへの旅を通じて、当時のセクシャルマイノリティ文化を感じとることがドラマになています。週末には、ご来場者プレゼントのご案内も。題して【トム・グッズ スペシャルプレゼント!】。9/14(土) トートバッグ、9/15(日) クリアファイル、9/21(土) 缶バッジ、9/22(日) ポストカードを、いずれも「トム」にちなんで、先着「16」名様にプレゼントします!

レイトショーは、宮崎大祐監督の『TOURISM』。『大和(カリフォルニア)』の姉妹篇ともいうべき物語は、神奈川県大和市からシンガポールへと旅する2人組(遠藤新菜とSUMIRE)の珍道中を描きます。公開初日に、この作品の配給を担当するboidを主催する樋口泰人さん(「爆音映画祭」の創始者にして、その体現者!)のトークショーも開催。作品の魅力を語っていただこうと思います。また、宮崎大祐監督の新作短編作品『遊歩者』(2019年 5分)の同時上映が決まりました! 連日『TOURISM』の前に上映します。

 美術作品の価値と値段。正解のない問い掛けについて考えてみるドキュメンタリー『アートのお値段』、第2週めです。ジェフ・クーンズ、ゲルハルト・リヒター、ラリー・プーンズといったアーティストや、批評家、コレクター、そしてサザビーズなどのオークションの運営に関わるオークショニアといった、美術に精通しつつ、それぞれの立場で価値と価格を決める人々の実像。多面的なインタビュー構成で、アートの現実に迫ろうとするのは、偉大な建築家である父親ルイス・カーンの足跡を追った『マイ・アーキテクト』でも注目されたルイス・カーン監督。着眼点の幅広さと射程の長さが、内容をより深めていくドキュメンタリー作品です。




 ニュースというようなことでもありませんが、8月1日(木)から名古屋シネマテークもPayPayに対応することにいたしました。入場料金だけでなく、パンフレットや前売券などを劇場窓口でお求めの際も同様にご利用いただけます。

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