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2016年7月29日

 地元広島テレビで放映された、是枝裕和監督&朗読担当綾瀬はるかのドキュメンタリー『いしぶみ』の劇場公開、明日からです。1969年にオンエアされた伝説的なドキュメンタリー(当時の朗読は杉村春子)を新しいアイディアで再創造した逸品です。1945年8月6日、広島に投下された原爆。その爆発の瞬間とともに、そしてその後の痛ましい時間の中で失われた、旧制広島二中に在学していた少年たちの数多の命。彼ら自身やその肉親や教師が残した手記が淡々と読み上げられることで、この日この場所の記憶を、記憶にとどめ、語り継ごうとする強い意志に満ちた一編です。

 沖縄の陶器「やちむん」をめぐるドキュメンタリー『あめつちの日々』も明日から。読谷村の共同窯での作陶作業を中心に、やちむんの歴史、現在、そして未来をも見通すような構成になっています。期せずして映り込む沖縄の風土が、脈々と続く島の時間を強く意識させます。

 レイトショーは『マンガ肉と僕』。名古屋在住の小説家朝香式さんの原作を元に、才媛杉野希妃が監督・主演をかねて映画化。『ローリング』の印象も鮮烈な三浦貴大が大学生からの10年あまりの年月を演じ分け、異なる女性と過ごす時間を不思議な存在感で満たします。タイトルにも入った「マンガ肉」を鷲掴みで頬張る杉野希妃の姿に鬼気迫るものあり。必見の迫力です。

 日雇い労働者の街と知られる大阪市西成区釜ヶ崎。その街にある児童館「こどもの里」を記録したドキュメンタリー『さとにきたらええやん』、第2週めです。子供たちの安全な居場所を確保してきた「こどもの里」の多様な活動は釜ヶ崎の地域に深く根差しており、深い感動を呼び起こすとともに、随所に流れるSHINGO★西成の力強い歌声が、彼らとともにあろうとするリアリティをつなげます。

 沖縄で起きていることを記録し続けている藤本幸久、影山あさ子共同監督による『圧殺の海』第2弾『圧殺の海第2章 辺野古』、3週目に入ります。2014年秋に辺野古への移転拒否を掲げた翁長雄志知事の当選から2016年3月の代執行訴訟和解までの、沖縄県と政府との対立と交渉、そして米軍基地ゲート前での激しさを増す抗議行動、さらには、強行される海上工事への抗議の模様を捉える極めて現在的なドキュメンタリー映画です。


【『カンパイ!』公開記念試飲会のご案内】8/6(土)20:20の回、上映終了後、劇場ロビーにて『カンパイ! 世界が恋する日本酒』公開記念特注酒(南部美人木桶仕込 六号酵母)試飲会開催!(同日『カンパイ!』ご覧の方限定)
※ご参加頂ける人数には限りがありますので、ご了承下さい。

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