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2019年11月8日

 モッズ・ムーヴメントを描いた伝説の映画『さらば青春の光』、久々の上映は明日からです。60年代のロンドン郊外での、若者たちの苛立ちがストレートにくすぶる逸品。あこがれや夢と、それを失う落胆が錯綜する物語は、こんな時代にもリアリティを持って迫ってくると思います。

 朝からの上映は、昨年公開して大ヒットした『ぼけますから、よろしくお願いします。』。認知症の症状が出てきた母、介護する高齢の父、そして、東京と故郷を行き来することになる監督自身。信友直子監督の、年老いた両親との豊かな関係性が描き出されるセルフ・ドキュメンタリーです。信友監督の同名書籍が出版されたのを記念してのアンコール上映になります。

 マレーシアの現実を写し取ったヤスミン・アフマド監督の2作品も明日から。多民族国家の文化的多様性と、その多様性ゆえに残る確執を、優れたドラマに昇華させたヤスミン・アフマド。マレー系の裕福な家庭で育った少女と、中華系でやや問題を抱えた少年の恋物語『細い目』、高校の音楽コンクール開催を期に、同級生たちの出自や個性が浮き彫りになり、それが混沌から融和へと向かう穏やかな時間を描く『タレンタイム 〜優しい歌』。いずれも大切に心にとどめておきたい宝石のような傑作です。

 『サウダーヂ』『バンコクナイツ』と、常に社会に一石を投じる作品を放ってきた空族・富田克也監督の最新作のテーマは仏教。カンヌ国際映画祭やあいちトリエンナーレを騒然とさせた『典座-TENZO-』、いよいよ劇場公開です。元々、曹洞宗青年会から依頼を受けて製作された、この異色作は、仏教とは何かという根源的な問いをはらみながら、空族らしくドラマとドキュメンタリーを交錯させつつ、若い僧たちの日常を描きます。最終日11月15日(金)には、富田克也監督もご来館。舞台挨拶、予定しています。

 スタンリー・キューブリックと言えば、映画ファンなら誰もが知る完璧主義者。『バリー・リンドン』『2001年宇宙の旅』『時計仕掛けのオレンジ』『シャイニング』など、その監督作はいずれも映画史に燦然と輝くものばかりです。キューブリックの運転手として、そして途中からは、プライベートなことまでもサポートをし続けたイタリア人エミリオ・アレッサンドロの生涯を描く『キューブリックに愛された男』、そして、キューブリックの才能に惚れ込み、個人的なアシスタントとして、無限に続くかと思われるような雑事と挌闘しつづけるレオン・ヴィターリの24時間体制の日々を描く『キューブリックに魅せられた男』の、ドキュメンタリー連続上映は、完全主義者をふたりのモーレツな人生が支えたことが、手に取るようにわかる構成になっています。是非とも2作品とも堪能していただきたく思います。

『サタンタンゴ』、大ヒット追加上映決定しました! 初公開初日10月12日に台風の影響で休映したこともあり、11月30日(土)〜12月3日(火)の4日間、追加上映いたします。連日午前11時半からになります。




 ニュースというようなことでもありませんが、8月1日(木)から名古屋シネマテークもPayPayに対応することにいたしました。入場料金だけでなく、パンフレットや前売券などを劇場窓口でお求めの際も同様にご利用いただけます。来年6月までは消費者還元事業としてキャッシュバックポイントが5%。11月限定でさらにPayPayポイントが最大5%加算されます。

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