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2019年12月6日

 台湾の人形劇「布袋戯」の世界を描くドキュメンタリー『台湾、街かどの人形劇』、明日から公開します。侯孝賢監督の『戯夢人生』などにも出演した李天禄の長男にして、その技術と伝統を受け継いだ陳錫煌の半生をふりかえりつつ、その神技とも言うべき人形操りもたっぷりとご覧いただける構成です。冒頭の引用は「封神演戯」から哪吒をめぐるエピソード。絶賛上映中の『羅小黒戦記』とも文化的に通庭しているものとしてご覧いただけると思います。

 デンマークの国際俳優マッツ・ミケルセンの魅力全回の『アダムズ・アップル』も明日から。刑務所を出所してきた人々を受け入れる教会を運営する神父イヴァン(M・ミケルセン)と、ひとくせもふたくせもある社会復帰をめざす(?)人々の、珍妙な日々を描きます。聖職者であるイヴァン自身も、相当なクセもので、ややブラック風味名コメディーを楽しげに演じるミケルセンを楽しめる映画になっています。先着ご来場者プレゼントとしてポストカード(前売券窓口特典でプレゼントしていたのと同じカードです)を差しあげます。数に限りがありますので、お早めに!

 一風変わったホームドラマコメディ『向こうの家』も明日から(やや変則日程で12月8日(日)と9日(月)は休映です)。一見穏やかで不満のなさそうな一家に降って湧いた父親の愛人問題。『五億円の人生』の望月歩が、父親の愛人(大谷麻衣が軽やかに好演!)との時間を過ごしつつ、家族の今後を考える高校生役を等身大に演じます。初日には西川達郎監督がご来館、舞台挨拶をしていただきます。

 『鎌倉アカデミア 青の時代』の大嶋拓監督最新作『浜の記憶』は、12月8日(日)と9日(月)の2日間限定上映。『鎌倉アカデミア…』での縁で、演技歴70年を超える加藤茂雄(93歳にして、現役の俳優兼漁師)を主演に据えて企画され、大嶋監督以外、わずか数人で作り上げられました。鎌倉の海辺で漁業を営む老人と、カメラマンをめざす若い女性(宮崎勇希)との、ひと夏の交流を描きます。

 webアニメとして評判となり、中国国内では劇場版公開3週間で興行収入45億円を突破したという超話題作『羅小黒戦記』、大ヒット上映中ですが、ひとまず最終週になります。黒猫の妖精ロシャオヘイ(羅小黒)の冒険が、人間と妖精たちの対立、妖精の間でも起きる対立のなかで大展開。スピード感溢れる描写で語られます。海外アニメーションの秀作公開が続くこの秋のダークホース的存在かもしれません。

 エドワード・ヤン監督作品『海辺の一日』や『皇帝密使』『上海ブルース』などの香港映画への出演も印象深いアジアのスター女優シルヴィア・チャン。すでに女優としてだけでなく、プロデューサーとしても監督としても、スケールの大きな活躍をしています。そのシルヴィア・チャンの監督作品『あなたを、想う。』は会期後半に。自然の美しい台湾東部の離島出身で、両親の離婚によってはなればなれに暮らす兄と妹の互いを思いあう物語が、情感豊かに描かれます。ロマンティックな物語を支える美しい映像も魅力的です。

 『海辺の生と死』『二十六夜待ち』の越川道夫監督の最新作『夕陽のあと』、最終週です。特別養子縁組をテーマにしたドラマが鹿児島の離島、長島を舞台に描かれます。よんどころない事情で離別を余儀なくされた産みの母(貫地谷しほり)と、その子供を引き取り、慈しんできた育ての母(山田真歩)。すでに小学生に健やかに成長しつつある少年を見つめる、ふたりの眼差しが大きなドラマを作り出していきます。穏やかな夕陽に染まる漁村の景色は美しく、そこで暮らす人びとの関係の深さ、そこから生まれる暮らしの豊かさが、物語に深みをもたらしています。彼ら家族を優しく見守る祖母役の木内みどりさんが、11月20日に急逝されました。予期せぬ遺作となったこの作品だけでなく、忘れがたい名演をありがとうございました。ご冥福をお祈りいたします。

舞台挨拶のご案内を。12月14日(土)スタートの『愛の小さな歴史 誰でもない恋人たちの風景vol.1』越川道夫監督、瀬戸かほさん(主演) 、ご来館決定です。舞台挨拶、お楽しみに!




 ニュースというようなことでもありませんが、8月1日(木)から名古屋シネマテークもPayPayに対応することにいたしました。入場料金だけでなく、パンフレットや前売券などを劇場窓口でお求めの際も同様にご利用いただけます。来年6月までは消費者還元事業としてキャッシュバックポイントが5%。11月限定でさらにPayPayポイントが最大5%加算されます。



【入場料金について】10月より消費税が上がったことに伴い、12月1日(日)より入場料金を一部改訂させていただきます。
※変更する設定をまとめます。
当日料金改定 11/30迄 12/1以降
シニア 1100円 1200円
ご夫婦50割引(お二人で) 2000円 2200円
大学生・専門学校生 1500円 1400円
中高生・予備校生 1200円 1000円
小学生 1000円 800円
レディースデイ 1000円 1100円
映画サービスデイ 1000円 1100円

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