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2021年2月26日

当館では感染症対策として、消毒・除菌・換気などの徹底を行っています。また、入館時のマスクの着用・検温などのご協力を、くれぐれもよろしくお願いいたします。場合によっては、客席の人数制限をするなどの何らかの対応をすることも考えられます。ご理解、ご協力をよろしくお願いいたします。


 漫画家の聖地ともいうべき伝説のアパート、トキワ荘。そこで暮らした俊英たちの若き日を描いた1995年の傑作『トキワ荘の青春』、4半世紀を経てデジタルリマスター版にてリバイバルです。藤子不二雄や赤塚不二夫らの若き日を、撮影時点で注目され始めていた若き演劇人たち(阿部サダヲ、古田新太、生瀬勝久ら)が瑞々しい存在感で演じ、兄貴分的な寺田ヒロオ(演じるは、個性は俳優に大転換しつつあった本木雅弘)を中心に、彼らのかけがえのない青春の日々を、市川準監督が静かで切なく描きます。ちなみに漫画の神様手塚治虫を演じるのは、名古屋の誇る演劇人北村想! スペシャル特典として、主演の本木雅弘さんの挨拶映像もご覧いただきます。

 モーニングショーは『淀川アジール』。大阪は淀川河川敷で暮らす、ホームレスのさどヤン。快活でよく喋る、オモロイおっちゃんにカメラは密着します。さどヤンの周りには多種多様な人々が集まり、これまでも『凍蝶圖鑑』などで様々な人生のありようを描いてきた田中幸夫監督の視点は独特です。初日に田中幸夫監督、製作の大黒堂ミロさんのご来館が決定しました。上映後に舞台挨拶をしていただきます。

 1月の下旬に予定していながら、緊急事態宣言の影響などで延期となっていた『天使/L'ANGE』、お待たせしました。明日からです。人形相手に繰り返されるフェンシングや、陰影強い階段の歪んだ映像、あるいは忙しなく作業される図書館の挿話など、乖離した意味性と審美的な映像が疾走します。パトリック・ボカノウスキー監督のイマジネーションと才気がほとばしる、驚愕の実験映像の奔流を体験してください。公開初日には配給担当のミストラルジャパン代表の水由章さんのオンライントークを予定しています。

 昨年は最新作『スパイの妻』がベネツィア国際映画祭で銀獅子賞を受賞し、国内でも大ヒットした黒沢清監督。様々なジャンルを縦横無尽に行き来する異才監督がキャリアの初期に監督したジャンル映画『地獄の警備員』がデジタルリマスター版にて久々の帰還。明日からは最終週です。高層ビルで起きる惨劇の一夜を密室劇として描くスリラーホラーの傑作は、殺人鬼を演じる若き日の松重豊の怪演とともに強烈なイメージを残します。気丈な久野真紀子や、芸達者な長谷川初範、大杉漣、内藤剛志、といった芸達者な顔ぶれが脇を固め、初期黒沢作品のミューズともいうべき洞口依子も姿を見せ、『三月のライオン』に主演していた由良宜子も会社の同僚役で出演しています。演出助手として青山真治監督の名も。明日2/27(土)からは19:40スタートに変わりますが、明日限定のご来場者プレゼントとして、特製ポストカードを先着20名様に差し上げることになりました!

 20世紀末のミニシアターを席巻した『バッファロー’66』、堂々のリバイバル、第2週めです。監督と主演ばかりでなく、脚本や音楽をも担当して、才能をフルに注ぎ込んだのは、才人ヴィンセント・ギャロ。刑期を終えて、故郷に帰るダメ男を好演しつつ、そのダメさゆえにアメリカ社会の深層をも垣間見せます。恋人のフリをさせられるうちに、なぜか優しさを発揮してしまうクリスティーナ・リッチ、彼の両親を演ずるベン・ギャザラとアンジェリカ・ヒューストンのこれまでの芸歴からは、この作品がインディーズの魂とハリウッドの血脈とを両方とも受け継ごうとした気概すらも窺わせます。

 舞台挨拶などのご案内を。3月6日(土)からの『共想』公開初日上映後に篠崎誠監督のオンライントークを予定しています。同日スタートの『地球で最も安全な場所を探して』公開2日目の3月7日(日)上映後に、中日新聞論説委員の飯尾学さんにお話ししていただくことになりました。また、3月13日(土)からの『メカニカル・テレパシー』『あなたにふさわしい』も、それぞれの初日に舞台挨拶を予定しています。


シネマショップの中に「小さな映画館から」(平野勇治 著)のご案内ページを開設しました。


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