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2018年7月13日

 台湾と中国が緊張状態にあった1960年代の最前線金門島を舞台にした台湾映画『軍中楽園』、明日から公開です。エリート部隊からドロップアウトした主人公が、軍が運営する娼館に配属されたところから始まるラヴストーリーは、様々な事情を持つ兵士たちと娼婦たち、それぞれの事情を垣間見せながら進み、甘美な物語として優しさに溢れ、ゆるやかに流れます。

 「観察映画」という手法で、ドキュメンタリー映画の新たな地平を拓く想田和弘監督。これまでのシリーズでは、基本的にひとりで撮影をして、ひとりで仕上げていくスタイルを撮ってきましたが、最新作『ザ・ビッグハウス』は、前代未聞の共同製作スタイルをとっています。客員教授として招かれたミシガン大学の学生たちと、その大学が誇る全米ナンバーワンの収容人数を誇るフットボールスタジアムについての異色のアプローチを行っています。フットボールスタジアムを通して見えてくるアメリカの現在の姿。見どころ満載です。

 架空のロックバンドの、架空のツアーに密着した伝説の映画『スパイナル・タップ』、名古屋での劇場初公開も第2週めです。仕掛人にして案内人も演じるロブ・ライナーはこの数年後には『スタンド・バイ・ミー』でブレイクして、名監督の仲間入りをしました。「ロックバンドあるある的な」エピソードの乱れ撃ちなストーリーは抱腹絶倒。マーティー・フリードマン曰く「アメリカのミュージシャンは100%知ってる映画!」とのことで、数十回繰り返して観ているファンも少なくない名作です。

 ナチス・ドイツの宣伝大臣にして「プロパガンダの天才」ヨーゼフ・ゲッベルス。その秘書を務めたブルンヒルデ・ポムゼルのインタビューを中心に、1930年代から敗戦までのドイツの状況を窺い知ることができるドキュメンタリー作品『ゲッベルスと私』、第3週めです。取材時に103歳だったブルンヒルデ・ポムゼルの極めて明瞭な記憶と語り口が、その時代の出来事を幾度となく反芻してきたであろうことを感じさせ、不自然なほどに冷静な彼女にとっての時間の重さをも現前させます。

 舞台挨拶のご案内を。7月28日(土)からの『菊とギロチン』初日には、瀬々敬久監督が久々のご来館です!


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