『東京の恋人』『れいこいるか』
●東京の恋人 映画監督への夢は、とっくに諦めた今になって、元恋人満里奈(川上奈々美)から連絡を受ける大貫立夫(森岡龍)。ひとときの再会は、写真撮影を乞われた立夫が、カメラを通して満里奈にもう一度近づき、そして今いる場所を再発見する時間だ。いまおかしんじ作品他の映画音楽を奏でてきた下社敦郎監督は、初監督とは思えぬ落ち着きぶりで、青春の終わりの挽歌を、名残惜しさとともに鮮烈に描き出す。主演ふたりの息づかいさえ感じられる繊細な81分。
●れいこいるか 神戸の震災から始まる短くはない時間を、いまおかしんじ監督が、どことなく諦念を感じさせつつ、緩やかでユーモラスな物語に結実させた。震災の瞬間に浮気相手とラブホテルにいた女と、付かず離れず、その後も彼女の近くで暮らす元夫。幼くして亡くなった娘の不在が、ふたりを引き離し、同時に切り離さない。情熱や喧噪と遠く離れた場所で生きるふたり。武田暁と河屋秀俊、そして彼らを取り巻く人々の飾らないありようが、この世界のリアルをうっすらと照らし出す。99分。
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2020
8/22(土)
〜8/28(金)
8/29(土)
〜9/4(金)
当日券のみ(1作品)
一 般 1500円
大学生 1300円
中高予 900円
シニア 1100円
会 員 1300円
学生・シニア会員 1000円
8/22(土)
〜8/28(金)
20:10 | 東京の恋人 |
8/29(土)
〜9/4(金)
れいこいるか | 20:05 |
当日券のみ(1作品)
一 般 1500円
大学生 1300円
中高予 900円
シニア 1100円
会 員 1300円
学生・シニア会員 1000円