「王兵特集」

○『死霊魂』アンコールとともに、現代中国社会を活写するワン・ビン(王兵)監督を特集!
●死霊魂 Dead Souls 『無言歌』『鳳鳴』でも取り上げた中国共産党の反右派闘争と粛清から生き残った人々の膨大な記録。飢餓の壮絶な記憶だけでなく、ひとりひとりの豊かな人間性をも写す506分。
●無言歌 夾辺溝 The Ditch ワンビン監督初の劇映画。1960年。中国のゴビ砂漠。右派の烙印を押された人々が集められた収容所。厳しい寒さの中で食糧も尽き、極限状態に……。『死霊魂』後に再見してほしい一編。109分。
●鳳鳴 ─中国の記憶─ 和鳳鳴 Fengming, a Chinese Memoir 老女、鳳鳴の人生。反右派闘争や文化大革命の粛清で数々の迫害を受け、1974年に名誉回復するまでの約30年にわたる彼女の物語が詳細な記憶で語られる。183分。
●収容病棟 瘋愛 雲南省の精神病院に密着取材した、前後編で237分の鮮烈な記録。行動に“何らかの異常がある”として、200人以上の患者が収容され、医療ケアも不充分な施設。出口を失った者たちの孤独をあぶりだす。
●三姉妹 雲南の子 三姊妹 中国で最も貧しいといわれる雲南省の山中の村に暮らす三人の姉妹。家畜の世話や畑仕事に一日を費やす。ヒトの普遍的な営みを見つめた、至高の159分。
●鉄西区 West of Tracks 全三部、計545分の超大作。かつては隆盛を誇った工業地帯の衰退ぶりを、その街に住み続ける人々の表情と時代遅れになった鉄道を交錯させて描く。停滞した気配は初期ジャジャンクー作品を想起させる。



2020
12/26(土)
 〜 12/30(水)

12/26
(土)
&27
(日)
11:40 死霊魂

12/28
(月)
11:40 無言歌
  13:50 鳳鳴
17:20 収容 
 病棟

12/29
(火)
11:40 三姉妹
  14:30 無言歌
  16:35 鳳鳴
  19:50 無言歌

12/30
(水)
11:40 鉄西区

 

当日券のみ
『死霊魂』『鉄西区』
一 般 3900円
会員・学生・シニア・夫婦50割 3600円
※招待券はご利用
いただけません。

その他の作品
※『収容病棟』前後篇別料金
一 般 1500円
大学生 1300円
中高予 900円
シニア 1100円
会 員 1300円
学生・シニア会員 1000円

※一般料金の方は、期間中・本企画の2作品目以降は割引(200円)あり。