伊藤高志 特集 2023
デビュー作『SPACY』の衝撃から40年―――
世紀の映像作家伊藤高志、初長編は全く新しい「怪談実験映画」!!
①『零へ』 2021年作品 / デジタル / 72分 振り下ろされるバット、手首の詰められた袋、日常の景色の中に忍び寄る死の幻影・・・伊藤高志作品特有の不安を掻き立てる断片的な描写が織り重ねられ、いくつかの物語が歪に共鳴しながら進行する。言い知れぬ狂気を宿した映画は次第に虚と実、存在と不在、生と死の境を曖昧にし、“零”へと向かっていく。伊藤が近年交流を持つ福岡の舞踏コミュニティから得た身体感覚が新たな要素として画面に加わり、「実験映画」の枠組みを突き抜け新境地の到来を告げる長編劇映画。イメージフォーラム・フェスティバル2021寺山修司賞受賞。
② 回顧PROGRAM I 伝説の始まり――初期傑作短編集 12作品70分
SPACY(1981)/BOX(1982)/THUNDER(1982)/DRILL(1983)/GHOST(1984)/GRIM(1985)/写真記(1986)/WALL(1987)/写真記87(1987)/悪魔の回路図(1988)/ミイラの夢(1989)/ビーナス(1990)
③ 回顧PROGRAM II 構造と気配の間で 7作品77分
12月のかくれんぼ(1993)/THE MOON (1994)/ZONE (1995)/ギ・装置M (1996)/モノクローム・ヘッド(1997)/めまい(2001)/静かな一日・完全版 (2002)
④ 回顧PROGRAM Ⅲ 映画の最先端へ――2000年代の伊藤高志 5作品65分
イメージフォーラム・フェスティバル2018ジングル(2018)/METAFIVE『The Paramedics』ミュージックビデオ(2021)/アンバランス(2006)/甘い生活(2002)/最後の天使 (2014)
伊藤高志 1956年福岡生まれ。大学在学中、松本俊夫ゼミで発表した実験映画「SPACY」(31)が国内外の映画祭で絶賛。超現実的な視覚世界や人間に潜在する狂気や不条理を追求。代表作に「ZONE」 (96)、「静かな一日・完全版」102)、「最後の天使」(14)、「三人の女」(16)など。
(プレスシートより)
【初日&2日目トークイベント!】
5/13(土) ゲスト:伊藤高志監督、岩崎宏俊さん(名古屋造形大学准教授)
5/14(日) ゲスト:伊藤高志監督
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5/13(土)
〜 5/19(金)
5/13 (土) |
20:00 | ① |
5/14 (日) |
20:00 | ② |
5/15 (月) |
20:00 | ① |
5/16 (火) |
20:00 | ② |
5/17 (水) |
20:00 | ③ |
5/18 (木) |
20:00 | ④ |
5/19 (金) |
20:00 | ① |
当日券のみ
(1プログラム)
一 般 1500円
大学生 1300円
中高予 900円
シニア 1100円
会 員 1300円
学生・シニア会員 1000円