皆殺しのバラッド メキシコ麻薬戦争の光と闇

●皆殺しのバラッド メキシコ麻薬戦争の光と闇 Narco Cultura テキサス州エル・パソに対面するメキシコ国境の街シウダー・フアレスは世界で最も危険な街と呼ばれている。90年代から麻薬カルテルが進出し政治経済に多大な影響を及ぼし、利権を争う組織の武装化が警察を巻き込んだ麻薬戦争へと拡大。2006〜2012年迄の死者は約12万人。底辺に貧困と経済格差があり、家族の嘆きや犠牲も厭わず若者は麻薬取引に手を染めていく。また、映画や音楽の文化も反応し、カルテルのボスが作詞家に発注し自らの残虐性を高らかに唱いあげる音楽”ナルコ・コリード”が米国のラテン系ヒットチャートで上昇するような怪現象も生まれている。ロバート・キャパ賞受賞の報道カメラマンの作である本ドキュメンタリーは、死臭漂う超現実的社会を背景に、音楽で出世を夢見るメキシコ系米国人エドガーと無力感と闘いながら街を守ろうとする警察官リチを通した、文化と司法の視点で現実の地獄図のど真ん中へとみる者をひきこんでゆく迫真作。103分。


2015
6/13(土)
〜6/19(金)

11:00
14:50

6/20(土)
〜6/26(金)

18:20

 
前売券
※前売券販売は6/12(金)までです。
一 般 1400円
大学生 1400円
会 員 1200円
当日券
一 般 1700円
大学生 1500円
中高予 1200円
シニア 1100円
会 員 1300円
学生・シニア会員 1000円