『スリーピング・ボイス~沈黙の叫び~』 公開記念
ラテン! ラテン! ラテン!〈10作品・入替〉
スペイン内戦後の1940年、ファシズム政権の弾圧に抵抗した共和国派の人々を描く傑作『スリーピング・ボイス』の初公開とスペイン+ラテンアメリカ映画傑作選。
●スリーピング・ボイス~沈黙の叫び~ La Voz Dormida フランコ政権に抵抗しマドリードの女性刑務所で極刑を待つ妊娠中の姉オルテンシアを支える妹ペピータが目撃したゲリラ活動と凄まじい弾圧を女性の視点から真摯に描く。俳優たちの気高い容貌と演技も目に焼き付く。サンセバスチャン映画祭、ゴヤ賞など受賞。123分
●永遠のハバナ Suite Habana キューバの首都の慎ましい庶民生活を追う静かな映像と街の喧噪からハバナの物語を豊かにつむぐ大ヒット作。84分。
●ルシア Lucia 独立と革命前後の激動を生きたキューバの女性ルシアを描く巨編。モスクワ映画祭金賞。160分。
●今夜、列車は走る La Próxima Salida 鉄道民営化で6万人が失業した社会背景からアルゼンチンの現実をリリカルに鮮烈に描き出すネオリアリスムの傑作。必見の110分。
●ル・コルビュジエの家 El Hombre de al lado ル・コルビュジエ設計の私邸かつ米大陸に唯一残るクルチェット邸を舞台にブエノスアイレスの人間関係を描く異色作。103分。
●地中海式 人生のレシピ Dieta Medierránea バルセロナ港の食堂の娘ソフィアはミシュランガイドの星を取るオーナーシェフを志す。奇妙な恋の三角関係につまずきながらも前進する、元気とスビード感満点作。100分。
トマス・グティエレス・アレア特集
●低開発の記憶─メモリアス─ Memorias del subdesarrollo 革命を避け富裕層がキューバを脱出する中、独りハバナに残る資産家のセルビオ。不朽の名作。97分。
●ある官僚の死 La Muerte de Un Brocrata 死体と共に埋葬された組合員証。年金受給を巡って官僚制度を皮肉ったコメディ。85分。
●12の椅子 Las Doce Sillas 革命政府から私財を隠すため椅子の中に隠された宝石コレクション。原作はソ連の作家の小説。97分。
●苺とチョコレート Fresa y Chocolate 自由と芸術を愛する同性愛者のディエゴと祖国に忠実な学生ダビド。対照的な二人はアイスクリーム・パーラーで出会う……。ベルリン映画祭、サンダンスで受賞した傑作。110分。
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当日券 (1作品券のみ) 一 般 1500円 大学生 1400円 中高予 1200円 シニア 1100円 会 員 1200円 学生・シニア会員 1000円 |
前売券 (3作品券のみ) ※当館窓口と一部プレイガイドのみ、 7/3(金)まで限定発売 一般・大学生 3300円 会 員 3000円 |