フリーダ・カーロの遺品─石内都、織るように

●フリーダ・カーロの遺品─石内都、織るように メキシコを代表する画家、フリーダ・カーロ(1907~1954)。芸術家として、また力の限り生きたひとりの女性として、今も世界中の人々の熱い支持と共感を集める、稀有のアーティストだ。2004年、夫であるディエゴ・リベラの遺言によって長く封印されていた彼女の遺品が、はじめて閉ざされた部屋から持ち出された。伝統衣装やアクセサリー、コルセットや医薬品などの膨大な遺品は、フリーダの生きた証であり、同時に彼女の記憶を内包している物たちでもあった。整理が一段落した2012年、遺品を撮影するプロジェクトが動き出す。撮影を委ねられたのは、原爆で亡くなった人々の衣服を撮影した写真集「ひろしま」で知られる世界的な写真家・石内都。本作は、『100万回生きたねこ』の小谷忠典監督が、石内に同行し、撮影の模様を記録したドキュメンタリーだ。
 小谷監督は、3週間にわたる撮影に密着。石内による新たなフリーダ像の発見の過程を追いつつ、遺品の背後に広がるメキシコの風土、伝統、今を生きる女性たちの姿をも捉えていく。さながら生者と死者の交歓を見るかのような、愉楽と感動の89分。



【トークショー開催!】
9/12(土) 10:40の回終了後
 山田 諭(名古屋市美術館 学芸員)
9/13(日) 10:40の回終了後
 小谷忠典(監督)



2015
9/12(土)
〜9/18(金)

10:40
16:50
20:30

9/19(土)
〜9/25(金)

13:00
16:30

9/26(土)
〜10/9(金)

10:40

 

前売券
※前売券販売は9/11(金)までです。
一 般 1400円
大学生 1400円
会 員 1200円
当日券
一 般 1700円
大学生 1500円
中高予 1200円
シニア 1100円
会 員 1300円
学生・シニア会員 1000円