山村浩二 右目と左目でみる夢

☆世界的に活躍するアニメーション作家、山村浩二監督。その劇場初公開作品を中心にした特集です。
○怪物学抄 中世ヨーロッパの架空の学者が編んだ書物という体裁の、ユーモラスでおそろしい怪物生態図鑑。6分10秒。○Fig(無花果) アニメーション映画生誕100年を記念し、「東京」をテーマに制作された『TOKYO LOOP』からの一編。4分31秒。○鶴下絵和歌巻 俵屋宗達の絵巻をモチーフに、その構造、意図をアニメーションによって読み解いていった傑作。1分56秒。○古事記 日向篇 日本最古の文学にして歴史書である「古事記」から日向を舞台にしたエピソードをアニメーション化。細密にしてダイナミックな動きがすばらしい。12分06秒。○干支1/3 リールアジアン国際映画祭20周年記念作品。干支は60年で一周することから、20年を「1/3周」と設定。干支の要素(子、丑、寅……)が現れてはうつり変わる。2分。○five fire fish カナダ国立映画制作庁が開発したiPadアプリ「McLAREN’s WORKSHOP」を使って即興的に作られた、ノーマン・マクラレンへの敬意と愛情あふれる作品。1分28秒。○鐘声色彩幻想 マクラレンの名作『色彩幻想』にならい、券売機用の長いロール紙にドローイングを描き、視覚的音楽を構築した、めくるめく3分38秒。○水の夢 元々は舞台用に制作された作品の劇場用試作版第1章「原生代」。作曲家G・クラムの「鯨の声」へのオマージュとして、海中での生命誕生と進化を音楽と映像で表現。4分15秒。○サティの「パラード」 E・サティ作曲のバレエ用音楽「パラード」は、J・コクトーの台本、P・ピカソの美術を得て、1917年、バレエ・リュス(ロシア・バレエ団)によって初演された。100年前のこの舞台を、W・ブロイカー楽団の演奏にあわせ、超現実的アニメーションとして再創造。オリジナルのバレエに登場する人物たちの他に、サティ、ピカソ、コクトーらも登場、映画『幕間』や、マン・レイ、ピカビアの作品からの引用も散りばめつつ、絢爛たるサーカスの世界が展開する。14分12秒。



9/3(日) 山村浩二監督御来館決定!



2017
8/26(土)
 〜9/1(金)

14:15

9/2(土)
 〜9/8(金)

19:30

   

当日券のみ
一 般 1400円
大学生 1200円
中高予 1200円
シニア 1100円
会 員 1200円
学生・シニア会員 1000円