日曜日の散歩者 わすれられた台湾詩人たち

●日曜日の散歩者 わすれられた台湾詩人たち(原題=日曜日式散歩者) 日本が統治していた1930年代の台湾で活動した、モダニズム詩人団体「風車詩社」に焦点を当てたドキュメンタリー。
 台湾の古都・台南で、日本語で詩を創作し、新しい文学を作り出そうとした若者たちがいた。彼らは、西脇順三郎や瀧口修造らから刺激を受け、日本文学・批評を通じてプルースト、コクトーを知り、シュルレアリスムにも深く傾倒していく。しかし、第二次大戦、その後の国民党による独裁時代は、彼らの活動を大きく妨げる。やがて風車詩社は、台湾においても忘れられた存在となっていった。本作は、綿密な取材、調査のもと、忘却された詩人たちに新たな光りを当てる。記録映像や、小津、衣笠、ブニュエル、チャップリンらの作品の引用を交えつつ、詩人たちの一瞬の閃光を、ユニークな手法で描き尽くした、圧巻の162分。



【トークイベント開催決定!】
9/30(土)14:30の回上映後
登壇者:劉靈均/三重大学人文学部特任講師(台湾文学)
『日曜日の散歩者』にも作品が登場する安西冬衛の研究をされている、劉靈均(リュウ・レイキン)さん。 今夏、立命館大学で開催された中国文芸研究会にホアン・ヤーリー監督が登壇した際には、運営・通訳として参加されました。 本作の背景になっている風車詩社が活動していた1930年代のモダニズム文学の流れについてなど、研究者の立場から映画を読み解いていただきます。



2017
9/23(土)
 〜9/29(金)

17:05

9/30(土)
 〜10/6(金)

14:30

   

前売券
※前売券販売は9/22(金)までです。
一 般 1200円
大学生 1200円
会 員 1200円
当日券
一 般 1700円
大学生 1500円
中高予 1200円
シニア 1100円
会 員 1300円
学生・シニア会員 1000円

※当館窓口で前売券をお求めの方、ポストカードセットをプレゼント中(数量限定)。