オキナワサントス

●オキナワサントス 戦後もタイ・ビルマ国境付近に留まった未帰還兵を追った『花と兵隊』、地震と津波と放射能汚染の被害を受けた福島県南相馬市を取材した『相馬看花 第一部 奪われた土地の記憶』、津波から奇跡的に生還したある馬の数奇な運命を描いた『祭の馬』の松林要樹監督、久々の長編ドキュメンタリー。第二次世界大戦前から戦中のブラジルで、ナショナリズムを背景に日系移民に対しての圧力が高まり、1943年7月にはサントスで暮らす日系とドイツ系の移民に、退去命令が下される事態となった。しかし近年に至るまで「日系移民強制退去事件」は長らくタブーとされてきた。松林監督は詳細な退去者名簿をもとに、その6割がオキナワ出身者であったことに着目し、歴史の深い闇に潜む差別と分断を明らかにしようと試みる。昨年の第21回東京フィルメックス・コンペティション部門に正式出品された逸品、現在にもつながるテーマを感じられる90分。



2021
8/28(土)
 〜 9/3(金)

10:00

9/4(土)
 〜 9/10(金)

12:30

 

前売券
※前売券販売は8/27(金)までです。
一 般 1300円
当日券
一 般 1700円
大学生 1400円
中高予 1000円
シニア 1200円
会 員 1300円
学生・シニア会員 1000円