「中央アジア今昔映画祭2022」

 イスラーム・西欧世界と東アジアの交点として様々な文化の多様性のるつぼである中央アジアの傑作を今年も上映。②~⑦は初公開。
①白い豹の影 Potomok Belogo Barsa 古代より殺生をせずに暮らすキルギスの白豹族の一代記を巨匠トロムーシ・オケーエフが大迫力で描く。ベルリン国際映画祭銀熊賞。128分。
②小さなアコーディオン弾き Kozymnin Karazy 第二次大戦後、日本人捕虜が働くカザフの炭鉱町で成長する少年エスケンを瑞々しくユーモアこめて描く。87分。
③右肩の天使 Farishtai kitfi rost タジキスタンの俊英ジャムシェド・ウスモノフの代表作。ロシアの刑務所から出所し借金まみれのハムロと、息子を思いやる老母が巻き起こす騒動をマジックリアリズム的世界観で描く。東京フィルメックス審査員特別賞。89分。
④ゆすり屋 Reketir 90年代初頭のソ連(旧 ロシア)独立による混乱時に、有望なボクサーだが闇社会へ引きずり込まれていく青年サヤンをカザフスタンの大衆映画を代表するアカン・サタエフが描いた大ヒット作。80分。
⑤南の海からの歌 Pesni yuzhnykh morey 民族は異なる親友アサンとイワン。産まれた子の外見から妻と親友の浮気を疑い、ふたりの関係は悪化したまま歳月が流れていく……。ナント三大陸映画祭観客賞。84分。
⑥狼と羊 Wolf and Sheep アフガニスタンの山間部。母の再婚で居場所を無くしたクドラットはある少女と親しくなるが、村にも政情不安の影響が……。カンヌ国際映画祭アートシネマ賞。86分。
⑦不屈 Sabot ソ連時代はタブーであったウズベクのアフガン帰還兵のストーリーを描く。息子家族との確執を抱えたまま愛犬と暮らす元軍人のサイデュラの元に戦友の亡霊が時々現れる。やがて自身の余命を知り……。78分。



2022
12/17(土)
 〜 12/24(金)

12/17
(土)
13:50 ①白い豹の影
  16:20 ②小さなアコーディオン弾き
12/18
(日)
13:50 ③右肩の天使
  16:20 ⑤南の海からの歌
12/19
(月)
13:50 ⑥狼と羊
  16:20 ④ゆすり屋
12/20
(火)
13:50 ⑦不屈
  16:20 ③右肩の天使
12/21
(水)
13:50 ①白い豹の影
  16:20 ②小さなアコーディオン弾き
12/22
(木)
13:50 ⑤南の海からの歌
  16:20 ⑥狼と羊
12/23
(金)
13:50 ④ゆすり屋
  16:20 ⑦不屈

12/24(土)
 〜 12/30(金)

12/24
(土)
19:30 ③右肩の天使
12/25
(日)
19:30 ⑥狼と羊
12/26
(月)
19:30 ⑦不屈
12/27
(火)
19:30 ④ゆすり屋
12/28
(水)
19:30 ①白い豹の影
12/29
(木)
19:30 ②小さなアコーディオン弾き
12/30
(金)
19:30 ⑤南の海からの歌

 

当日券のみ
(1作品)
一 般 1500円
大学生 1300円
中高予 900円
シニア 1100円
会 員 1300円
学生・シニア会員 1000円